今回は以下の様な方に向けておおくりします。
フェンダー346ミディアム(べっ甲柄)の使用感について知りたい人
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー73」フェンダー346ミディアム(べっ甲柄)つかってみた」という話です。
今回取り上げるのは、フェンダー346ミディアム(べっ甲柄)になります。
以前のレビューで同じフェンダー346ミディアムを取り上げましたが、今回は「べっ甲柄」であり以前とは表面のコーティングが全く違いますので、そこがどう影響するかを中心に見ていきたいと思う次第。
結論から言うと、フェンダー346(べっ甲柄)ミディアムは
「フェンダー346(べっ甲柄)ミディアムは、フェンダー346(白)ミディアムに比べると、サウンドと弾き心地ともにいわゆる速弾きに向いている」
といえるでしょう。
気になる人はぜひお試しあれ。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
フェンダー346(べっ甲柄)ミディアムのスペック
まずは、フェンダー346ミディアム(べっ甲柄)のスペックについて見てみるとしましょう。
形状:トライアングル型
厚み:スィン、ミディアム、ハード(今回はミディアム。おそらく、0.8㎜前後だと思われる)
材質:クラシックセルロイド
ふむ、スペックは以前のフェンダー346と完全に同じスペックですね。
しかし、実際に表面を触ってみると「さわり心地がまるで違う」ので、弾き心地やサウンドに違いがあっても全くおかしくないと思います。
と言う事で、今回は「表面の感触の違いがどうサウンドや弾きこごちに影響を与えるのか」についてみていきたいと思う次第。
フェンダー346(べっ甲柄)ミディアムの音の特徴
フェンダー346ミディアムで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・低中高の全音域はある程度満遍なく出力されてはいるが、高音の主張が特に強く輪郭がしっかりしている
・フェンダー346(白)よりも尖ってエッジのある音がする
・ピッキング時のアタック音はフェンダー346(白)よりも若干強め
今回取り上げるフェンダー346(べっ甲柄)の方が、以前レビューした白に比べて全体的にサウンドが硬質で輪郭がはっきりしている印象ですよね。
んー、表面の加工が違うだけなのにサウンドは大分違いますねえ。
ちょっと、これは予想外ですよなあ、、、。
「まさか、ここまでサウンドが違うんかーい!」て感じですよね。
フェンダー346(べっ甲柄)ミディアムでの弾き心地等についてはいかに?
フェンダー346ミディアムでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・高速度帯でのカッティングがフェンダー346(白)に比べると少し弾きにくい
・弦離れはフェンダー346(白)よりも弦離れは、ほぼ誤差レベルだが悪い
・ピッキングの急加速はフェンダー346(べっ甲柄)の方が、白いフェンダー346よりもややスムーズ
・ピックの滑りにくさは、フェンダー346(べっ甲柄」の方が割と分かりやすいレベルで優秀
フェンダー346(べっ甲柄)の方が、白に比べると弦離れは気持ち程度で悪いですが、逆に弦との摩擦が大きくピッキングの急加速が容易な印象です。
そして、フェンダー346(べっ甲柄)の方が白に比べると、大分滑りにくくてグリップが安定するのはかなりの長所ですよね。
フェンダー346(べっ甲柄)ミディアムはどんなプレイに向いている?
フェンダー346(べっ甲柄)ミディアムは、
「フェンダー346(べっ甲柄)ミディアムは、フェンダー346(白)ミディアムに比べると、サウンドと弾き心地ともにいわゆる速弾きに向いている」
といえます。
フェンダー346(白)ミディアムがバッキングや表現力重視のプレイに向いているとするなら、こちらは「どちらかというと速弾き等テクニカルなプレイ向き」のピックです。
ただ、それでも以前レビューしたタカミネやESPの初音ミクシグネイチャーピックに操作性の点で勝てる水準にはある気がしませんね。
とはいえ、本ピックのサウンドはやや硬質とはいえフェンダー346(白)によって出力されていたような「音の丸み」も割と残っているのでこれはこれで個性的な音をしています。
そのため、この個性的サウンドに目を向けて積極的に採用するのは大いにありでしょう。
フェンダー346ミディアムの評判
では、最後にフェンダー346ミディアムの評判を見てみたいと思います。
まず、ツイッターを調べてみたところ、本ピックの使用感についてはあまり有力な情報はありませんでした。
そこで、次にサウンドハウスのレビュー欄を見てみるとおよそ以下のような意見がありましたね。
いろんなピックを試したが、エレキでもアコギでもこのピックは、ニュアンスのコントロールが出しやすい
ミディアムは細かいニュアンスが出せて便利
今まで使っていたものとははっきりと別物と感じる違和感がある。市販されているピックの中でもダントツで品質が悪いと言っても過言ではない。最悪。
従来のものとは全く別物
んー、後半に行くにつれて辛辣なレビューが増えてきますねえ、、、、。
わたしは、本ピックの以前の版が一体どんな弾き心地だったかについては皆目見当もつかないのですが、ここまで言われると言う事は一定の真実はあるのでしょう。
ただ、「どういった風に以前とは違うのか」がはっきりしないので、そこはなんともですね。
とりあえず、ピックなんて「自分にとって使いやすければそれでいい」ので、各自実際に使ってみて本ピックを採用するかどうかを判断してみて下さいな。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー73」フェンダー346ミディアム(べっ甲柄)つかってみた」と題しておおくりしました。
フェンダー346ミディアム(べっ甲柄)は、フェンダー346ミディアム(白)に比べるとサウンドは全体的に硬質で弾き心地はややテクニカル向きと言えます。
今回は個人的に「表面の加工が違うだけでここまでサウンドと弾き心地に影響が出るんだな」と言う事を思い知る実にいい機会だったと思っている次第。
本当、ピックは奥が深いですなー。
では!
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