今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ghsストリングスのティアドロップ
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう！！
今回の話題は「｜ピックレビュー30｜ghsストリングスのティアドロップ使ってみた」という話です。
今回レビューしていくピックはghsストリングスのティアドロップになります。
ghsストリングスのティアドロップについてレビューしている人はあんまりいない印象なので、「ghsストリングスのティアドロップってどんなサウンドと弾き心地なんだろう？」と思っている人には参考になるでしょう。
んで、まず結論から言いますと、ghsストリングスのティアドロップは
「サウンド面は全体的に非常にマイルドでバランスが取れているものの、あんまり弾きやすくはないピック」
です。
表現力重視のプレイをする人にはお勧めできるでしょう。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、３２分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか？
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ＝デラベガさんのようにBPM６００の１６分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM３２０行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ghsストリングスのティアドロップのスペック
まずは、ghsストリングスのティアドロップのスペックについて見てみるとしましょう。
形状：ティアドロップ
材質：ニトロセルロース(セルロイドの事）
厚み：ヘビー(0．9㎜）、ミディアム
※今回レビューしていくのはヘビー。
ちなみに、GHSストリングスとはアメリカのミシガン州バトルクリークを拠点とするアメリカの弦メーカーです。
ニトロセルロースという材質名を聞いて、あなたは「ん？？何そのその素材名、初めて聞いたんだけど？？」と思ったかもしれません。
しかし、なんのことはありません、ここでいうニトロセルロースとは「ほぼセルロイドの事」を言っているにすぎないのですから。
それというのも、そもそもセルロイドは、「ニトロセルロースとショウノウから作られる物質だからです。
なので、ghsのピックはニトロセルロース製だと言われていますが、結局はセルロイド製と考えていいってわけですな。
なんか、回りくどい説明でさーせん。
ghsストリングスのティアドロップの音の特徴
ghsストリングスのティアドロップで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・音が非常にマイルド
・低音、中高音域成分がほぼ均等にまんべんなく出力される
・ピッキング時のアタック音がかなり控えめ
ghsストリングスのティアドロップの音は非常にマイルドで丸いです。
そして、低音～高音までのすべての帯域の音がまんべんなく均等に出力されているように感じます。
また、ピッキング時に出るアタック音はかなり控えめです。
全体的にバランスがいい音のような気はしますねえ。
ghsストリングスのティアドロップは、サウンド的にはかなり汎用性が高いように思われます。
ghsストリングスのティアドロップでの弾き心地等についてはいかに？
ghsストリングスのティアドロップでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れが悪い
・カッティングはあまりやりやすくない
・ピッキングの急加速は困難
・グリップは比較的安定する
ghsストリングスのティアドロップは、弾きやすさという点では個人的にかなり難がある印象です。
まず、弦離れがよろしくないのでテクニカルなプレイはもちろん、高速度帯でのカッティングやピッキングの急加速も結構やりにくいですね。
とはいえ、ピックの表面は程よく滑りにくいのでわりとグリップは安定します。
んー、なかなか癖が強くて扱いにくいピックですなあ。
ghsストリングスのティアドロップはどんなプレイに向いている？
ghsストリングスのティアドロップは、
「もっぱらサウンドの好き嫌いで選ぶべきピック」
であろうと思います。
ghsストリングスのティアドロップは、間違いなく速弾きを含むテクニカルなプレイには向いていませんがサウンド面に着目すればバランスが取れており全体的に柔らかいのでそれなりに使う場面は出てくると思うんです。
少なくとも、古典的なロックの楽曲(1800年代～）を弾く際には使えそうな気がします。
あとはジャズやフュージョンといったジャンルにも使えそうな気はしますかなあ。
まあ最終的には、実際に使ってみて判断してほしい所ではあります。
ghsストリングスのティアドロップの評判
では、最後にghsストリングスのティアドロップの評判を見てみたいと思います。
まず初めにツイッターでghsストリングスのティアドロップの評判を確認しようとしたところ、ほぼ皆無だったのでサウンドハウスのレビュー欄を見てみたところ大体以下のような趣旨の感想があった模様。
・マイルドな音を出すときに使うとよさそう
・弾き心地、音の立ち上がり、コントロール性等において非常にバランスの取れたピック
・今まで色々ピック（材質、形）を使ってきたが現時点では最高のピック。中域重視でギターらしい音が出る。欠点はピックの減りやすさ。
ふむ、今回のレビューではあまりよく分かりませんでしたが、どうやら減りやすいようですな。
確かに、各ショッピングサイトでghsストリングスのティアドロップの説明欄に
「現代的な削れにくいピックに反し、昔ながらの材質ならではの削れ易さが、玄人ウケする弾き心地を提供します。」
なんて記述がありますからねえ。
きっと、削れやすいのは間違いないんでしょう。
おわりに
この記事は「｜ピックレビュー30｜ghsストリングスのティアドロップ使ってみた」と題しておおくりしました。
ghsストリングスのティアドロップは、弾き心地といった操作面では弦離れやピッキングの急加速などの点で難がある印象です。
しかし、サウンド面では非常にバランスが取れた丸い音がするので、あまりテクニカルなプレイをしないのであれば採用してみるのもアリだと思います。
とりあえず、実際に使ってみて自分に合うかどうかは判断するようにしてくださいな。
人によって感じ方は様々ですので。
では！
参考記事等
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