今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
タカミネのセルイド製ピックP1Gの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー64」タカミネのセルイド製ピックP1G使ってみた」という話です。
今回とり上げるのはタカミネのセルイド製ピックP1Gになります。
一応、念のために行っておきますが、今回のピックの名称は「pig( 豚)」ではなく「P1G(ピーワンジー)」ですからね。
何となく、一見すると誤解されそうな気がしたので、先に行っておきます(笑)。
まず、結論から申し上げると、タカミネのセルロイド製ピックP1Gは
「音質のクリアさのために多少好き嫌いは分かれそうだが、操作性の面では割とどんなジャンルにも対応できる汎用性高めのピック」
です。
クリアな音がするトライアングル型ピックを探している人は、本ピックを試してみてもいいと思います。
なお、自分はギター教室に通った方がいいのか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事参照。
では、ゆるりとおおくりします。
右手のピッキング速度ってなかなか簡単には上がりませんよね?事実、わたしも一時期かなり悩んでいました。
しかし、試行錯誤の末にある練習方法を思いつき、それを実践して比較的短期間に速度が一気に向上。さらに、今では開始当初の2倍以上の速度になっています。
そこで、ピッキング速度を徹底的に追求したい人は、わたしがピッキング速度の限界を2倍以上に引き上げた少し独特な練習方法を試してみてはどうでしょうか?
タカミネのセルロイド製ピックP1Gのスペック
まずは、タカミネのセルイド製ピックP1Gのスペックについて見てみるとしましょう。
https://www.takamineguitars.co.jp/products/accessorie/cat31/p1gtmh.html
形状:トライアングル
厚さ:T=THIN(0.5mm)、M=MEDIUM(0.75mm)、H=HEAVY(1.0mm)
※今回はM。
材質:セルロイド
タカミネと言えば、「エレアコのタカミネ」と言われるほどに、エレクトリックアコースティックギターの品質に定評があるメーカーです。
そんなメーカーのピックと言う事ですから、なんとなく本ピックの出音の傾向はエレアコ向きになりそうな気がします。
つまり、本ピックの出音は「くせが少なめで柔らかい音なのかもしれない」と思ったりします。
これは一般に言われるセルロイド製ピックの音質傾向から考えても割と妥当でしょう。
ただ、ピックは表面の加工次第でかなり音質が変わるのが実情なので、実際に弾いて確かめてみる必要がありますね。
事実、過去にレビューしたセルロイド製ピックの中には「非常に柔らかい音がするギブソンの73M」や「非常にクリアで抜ける音がする初音ミクシグネイチャーピック」といった音質面で対極にあるようなピックがありました。
てことで、検証していきましょう!!
タカミネのセルロイド製ピックP1Gの音の特徴
タカミネのセルイド製ピックP1Gで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中高音域がよく出る。特に中音域成分は強い
・低音域成分が比較的少なめ
・全体的に輪郭がはっきりしてクリア
・ピッキング時のアタック音は強め
・5、6弦においてピッキングノイズが強くなるが、他はそこまで問題にするほどのピッキングノイズはない
本ピックは、かなりクリアでヌケのいいサウンドです。
中高音域成分の存在感が非常に強く、中音域はよく伸びます。
その一方で、低音域成分は比較的控えめです。
そして、ピッキングに際して生じるアタック音は強めで、ピッキングノイズはそこまで出ません。
ただし、5,6弦を角度が急な順アングルで弾くと、それなりに存在感のあるノイズがきかれる模様。
音質の傾向としては、初音ミクシグネイチャーピックにかなり近い印象ですねえ。
もっと、丸い音を想像していたので予想外でした。
タカミネのセルロイド製ピックP1Gでの弾き心地等についてはいかに?
タカミネのセルイド製ピックP1Gでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れがかなり良い
・高速度帯でのカッティングはスムーズだが、しなりのせいで少し減点
・ピッキング時の急加速が容易
・ピック表面が滑りにくい上、指の接触部分に突起があるのでグリップがかなり安定する
・ピックはほどほどにしなるが、トップスピードに至るまでのタイムラグはほぼ生じない
本ピックは、弦離れがかなり良く相当に操作性の面でかなり優秀です。
ピッキングの急加速は容易ですし、高速度帯でのカッティングもスムーズ。
ただ、本ピックのしなりは、トップスピードに至るまでのタイムラグを生む原因とはなりづらい程度ではあるものの、高速度帯でのカッティングをする際には大分障害となってしまいます。
ピックがしなりすぎると、ピックが曲がってから元の位置に戻るまでのコンマ何秒というラグあり、それがスムーズなカッティングの邪魔になるんですよ。
特に、BPM150付近の32分音符ともなると、このラグは致命的です。
まあ、3本くらいの弦をBPM300の16分音符位の速度で弾くって話なので、例え0.01秒でもしなりによるラグはなくしたい所。
こうしたラグは、ピックが厚くなれば大体解決するので、今回レビューしているMではなくHを採用したらこの欠点は案外すんなり解決するかもしれません。
気になる人は検証してみて下さい。
そして、グリップに関しては表面の滑りにくさや加工のおかげでかなり安定します。
操作性は総じて非常に優秀ですねえ。
タカミネのセルロイド製ピックP1Gはどんなプレイに向いている?
タカミネのセルイド製ピックP1Gは、
「音質のクリアさのために多少好き嫌いは分かれそうだが、操作性の面では割とどんなジャンルにも対応できる汎用性高めのピック」
だと思います。
当初はセルロイド製という事で、やわらかめの音が出るのだと思っていましたが、予想と反してかなりクリアでヌケのいい音がしましたねえ。
しかも、操作性に関しては、気になる欠点はしなり
位のもので総じて優秀です。
もっとも、上述の通り、この欠点は本ピックのH(ハード)を使えば解決する可能性がありますので、実際そこまで問題とはいえない気もします。
いずれにせよ、本ピックが非常に機能性の面で優れているのは間違いありません。
このように機能性の点で優秀なトライアングルピックは、経験上結構珍しいので貴重な存在だと思います。
一応、現状「弾きやすさ」の点で個人的におすすめできるトライアングル型ピックは、本ピックと初音ミクシグネイチャ―ピックくらいだと思ってますので。
タカミネのセルロイド製ピックP1Gの評判
では、最後にタカミネのセルロイド製ピックP1Gの評判を見てみたいと思います。
やはり、P1Gのグリップの安定性には定評があるようですな。
確かに、大分安定しますからねえ。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー64」タカミネのセルイド製ピックP1G使ってみた」と題しておおくりしました。
タカミネのセルイド製ピックP1Gは、非常にクリアでヌケのいいサウンドで弦離れのいい操作性の高いピックです。
ここまで操作性に優れたトライアングル型ピックは、結構珍しいので結構買いだと思いますぞ。
気になったら、ためしてみてくださいませませ。
では!
参考記事等
「ピックレビュー71」ダイム=バッグダレルシグネイチャーピック使ってみた
「ピックレビュー44」シェクターのルミナスピック実際に使ってみた
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