「ピックレビュー53」DAVAの Jazz Grip Gels使ってみた

今回は以下の様な方に向けておおくりします。

紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。

今回もよろしゅう！！

今回の話題は「「ピックレビュー53」DAVAの Jazz Grip Gels使ってみた」という話です。

今回レビューしていくピックはDAVAの Jazz Grip Gelsになります。

DAVAの Jazz Grip Gelsと言えば、以前のDAVAの Jazz Grip Delrinのレビューで取り上げたようにあの超絶ギタリストの大村孝佳さんがDAVAピックの中で一番良いという評しているピックです

以前のJazz Grip Delrinは非常に弾き心地がよかったので、今回も期待が膨らむと言うもの。

あの大村孝佳さんが高評価しているとなると、一体どんなピックなのか気になりますな。

と言う事で、まずは結論からですが、DAVAの Jazz Grip Gelsは

「弦離れがよく急加速も容易でグリップが非常に安定するので、テクニカルなプレイには最適なピック」

です。

なお、自分はギター教室に通った方がいいのか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事参照。

では、ゆるりとおおくりします。

DAVAの Jazz Grip Gelsのスペック

まずは、DAVAの Jazz Grip Gelのスペックについて見てみるとしましょう。

形状：ジャズ型

厚さ：？(目視した感じだと1.0mm以上は確実にある)

材質：ラバー＋ジェル素材(詳細不明）

DAVAのピックとしては、以前Jazz Grip Delrinをレビューしましたので、今回の Jazz Grip Gelは2枚目となります。

 Jazz Grip Gelは、以前のJazz Grip Delrinと比べると　先端の厚さも素材も違うので大分弾き心地が違うことが予想されますよね。

特に、先端の厚さについてはかなりの違いがある印象があるので、弾き心地やサウンドは両者でかなりの違いがありそうです。

さて、弾き心地やサウンドに関して、一体どんな違いがあるのかをきちんと精査していくとしましょう。

DAVAの Jazz Grip Gelの音の特徴

DAVAの Jazz Grip Gelで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

・低音域成分は控えめ

・中高音域成分がよく出て、そのバランスはほぼ同等

・ピッキング時のアタック音はやや強め

DAVAの Jazz Grip Gelは、低音が控えめで中高音が同じくらいのバランスでよく出力されます。

DAVAの Jazz Grip Gelの出音の傾向は、わたしがメインで使用しているピックボーイハイモジュラスと比べると中音域成分がよく出ている以外は基本的に同じと言っていいでしょう。

そして、ピッキング時にピッキングノイズはあまり発生せず、4～6弦といった太い弦でも澄んだ感じの音がします。

ただ、ピッキング時に発生するアタック音は割と強めの部類に入りますね。

とはいえ、ハイモジュラスと比べればかなり控えめといった印象です。

中高音が同じくらいの比率でよく出るピックには、あんまり出会った記憶がないのでこれは結構特徴的な音だと思います。

DAVAの Jazz Grip Gelでの弾き心地等についてはいかに？

DAVAの Jazz Grip Gelでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。

・弦離れはスムーズ

・比較的軽い力で大きな音が出る

・高速度帯でのカッティングはスムーズ

・ラバー部分が非常に滑りにくくグリップが非常に安定する

・　ピッキング時の急加速がスムーズ

DAVAの Jazz Grip Gelは、弦離れがスムーズですが、ハイモジュラスに比べると多少の引っ掛かりは感じます。

そして、高速度帯でのカッティングもピッキング時の急加速もスムーズですが、若干の引っ掛かりはありますね。

また、ラバー部分が非常に滑りにくいのかなりグリップが安定していて、比較的小さい力で大きな音が出ます。

以前レビューしたJazz Grip Delrinは、あまり軽い力では音量が稼げない感じでしたが、今回のJazz Grip Gelは真逆と言えますねえ。

DAVAの Jazz Grip Gelはどんなプレイに向いている？

DAVAの Jazz Grip Gelは、

「弦離れがよく急加速も容易でグリップが非常に安定するので、テクニカルなプレイには最適なピックである」

といえるでしょう。

んー、別に大村孝佳さんの意向を借りる気はみじんもないですが、やはり彼が評価するだけあって速弾きにはかなり向いているピックですね。

特に、弾きやすさと太くてしっかりしたサウンドを両立している点は特徴的です。

弾きやすさと言う事だけでいえば、以前レビューしたJazz Grip Delrinの方が弦離れの良さや高速度帯でのカッティングのスムーズさという点では上だといえます。

しかし、Jazz Grip Delrinは大きな音を出そうと思うとそれなりにピッキングの際に力を要しましたし、中音域がそこまで前面に出てこず少し厚みのない音でした。

そのため、もしかしたら大村孝佳さんはこのサウンド面での特性をみて、本ピックがDAVAのピックのシリーズの中で一番いいと評価したのかもしれませんね。

DAVAの Jazz Grip Gelの評判

では、最後にDAVAの Jazz Grip Gelの評判を見てみたいと思います。

ふむ、Grip Tips DelrinよりもJazz Grip Gelsの方が全体通して硬めな気がするというのは、非常に同感ですなあ。

やっぱり、Jazz Grip Gelsに使用されているジェル素材の方がGrip Tips Delrinに使用されているデルリン素材よりもそもそも固めであるとか、厚みがあるとかそういった違いがあるのかもしれません。

おわりに

この記事は「「ピックレビュー53」DAVAの Jazz Grip Gels使ってみた」と題しておおくりしました。

DAVAの Jazz Grip Gelは、大村孝佳さんが高評価しているだけあってやはりテクニカルなプレイをするにはかなり適しているように思えます。

ただ、Grip Tips Delrinの方が弾きやすさという点だけでいえば、上のような気もする模様。

とはいえ、太いサウンドが欲しい人は、Jazz Grip Gelの方が適しているといえるでしょう。

まあ、サウンドの太さと弾きやすさを両立しているピックってなかなかないですからなあ。

難しいですよね。

では！

参考記事等

「ピックレビュー68」ESPの大村孝佳シグネイチャーピック PA-TO10 使ってみた