ギターのピッキングする際の右手に関する勘違い5選

今回は以下の様な方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ

ギターのピッキングがうまくなりたい人

話しのネタが欲しい人等

紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「ギターのピッキングする際の右手に関する勘違い5選」という話です。

今回は、右手のピッキング速度に関しては一応ギネスレベルにまで何とか成長させたこの私が、個人的に思う「一般に流布しているピッキングに関する誤解」を集めてぶった切って?みました。

今回の記事の内容は決して事実を確定するようなものではありませんが、今回とり上げる誤解を盲信するよりははるかに有益であると思います。

なお、自分はギター教室に通った方がいいのか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事参照。

では、ゆるりとおおくりします。

ピッキング速度のすべてをそこに置いてきた!!!

右手のピッキング速度ってなかなか簡単には上がりませんよね?事実、わたしも一時期かなり悩んでいました。

しかし、試行錯誤の末にある練習方法を思いつき、それを実践して比較的短期間に速度が一気に向上さらに、今では開始当初の2倍以上の速度になっています。

そこで、ピッキング速度を徹底的に追求したい人は、わたしがピッキング速度の限界を2倍以上に引き上げた少し独特な練習方法を試してみてはどうでしょうか?

ピッキングにおける勘違いその1:脱力が大事

よくギターの教則本のオルタネイトピッキングに関する記述で、「脱力しましょう!」といったものをよく見かけますよね。

この「脱力」という表現は、どうにも厳密性にかける表現です。

「脱力」とは文字通り「力を抜くこと」ですが、もしも完全に力を抜いてしまったらピックを落としてしまうでしょうし、まるで弦をピッキングできません。

なんだか、言葉尻を捕まえて難癖付けているようにも聞こえるでしょうが、そうだと思うんです。

なので厳密には、「脱力する」のではなく「ピッキングを効率的に行うための最適な力の入れ具合を感覚的につかむ」のが重要なわけですね。

そのため、ギターのピッキングの文脈において使われる「脱力」は「力の制御」と読み替えた方がいいんです。

まあ、「無駄な力を抜いて」という意味での脱力というわけですな。

そして、当然「ピッキングを効率的に行うのに必要な力が出力できない場合」もあり得るので、その場合は「力を抜くより力の入れ方を学べよ!」という話になるわけです。

なので、「ピッキングにおいては脱力が大事」という言葉は何も語っていないのとほぼ同義と言っていいでしょう。

ピッキングにおける勘違いその2:リズムは右手でとる

「リズムはピッキングする右手でとるべき」と考える人は、結構多い気がします。

でも、右手だけに頼っているとリズムはかなり狂いやすいです。

これは過去のわたしの体験からも断言していいと思われます。

んで、個人的にいろいろと調べ考えてみた結果、リズムは最終的には体幹全体(腰と表現する人もいる)でとるべきものであり、手に関していうならリズムを主導するのは右手ではなく運指をする左手だと思います。

ま、リズム感って結局は、「リズムに関する記憶や予測」ですもんね。

そりゃ最終的には、体全体で意識することになるよねって話です。

ピッキングにおける勘違いその3:いつでも空ピックを意識しないといけない

ギター初心者の頃にタブ符の休符の箇所に空振り、つまり空ピックを入れて練習していた人は沢山いると思います。

確かに、タブ符を見てしっかりと符割を確認しながら覚える段階では、空ピックをわざと入れるかもしれませんが、いわゆる速弾き系のプロギタリストで演奏中に空ピックを律儀に入れている人ってどれだけいるでしょうか??

多分、そんなにいないはずです。

リズムギターをメインにするギタリストでも、「いつ何時も休符に空ピックを入れて演奏している人」なんていないと思います。

少なくとも、わたしが色々なユーチューブの動画を見あさった限りでは、そういったギタリストがいるとはとても思えません(技巧派とされる人は特に)。

いつも空ピックを入れなくてはいけないとしたら、おそらくプレイに集中できなかったりピッキングや運指が間に合わないなどといった問題が発生する気がします。

速弾きのように音符が細かい場合はなおさらでしょう。

練習段階では空ピックは入れても本番では意識しないというのが普通だと思うんですよね。

ピッキングにおける勘違いその4:常に平行アングルで弾かないといけない

ギタイリストの中には、「平行アングルこそアングルの理想形!」と信じて疑わない勢力が一定数います。

確かに、平行アングルだとピッキングノイズが少ないクリーンな音が出ますが、これは「絶対に守らなければいけない不変の真理」等ではありません。

ちょっと屁理屈かもしれませんが、ピッキングノイズだって「自分の音楽性や表現の一部だ」と言ってしまえばそれまでですし、実際メタルやラウドロックではピッキングノイズが曲の荒々しさを表現するのに役立つ場面が多々あると思います。

なので、「平行アングル絶対神話」なんてあり得ないんです。

もし、「平行アングルこそ至高!順アングルとか音が汚いからダメ!」と言っていたら、いわゆる速弾き、特に自在に弦を移動するタイプの速弾きはできるようにならないでしょう。

平行アングルだとピックと弦が接触したときの、摩擦が大きすぎてスムーズに弾けないんですよね。

実際に、いろんな速弾き系ギタリストを見てみるとポールギルバートさんをはじめとした実に多くの名手たちが順アングルで弾いています。

順アングルにしてピックが弦から受ける抵抗を減らさないと速くなんて弾けないんですよ。

なので、「速弾きは順アングル気味にして弾く」のが重要です。

速弾きを平行アングルでやろうとしても、単一弦上でしかうまく機能しません。

ピッキングにおける勘違いその5:音の強弱はピックを強く当てたり弱くすることで調節する

「ピックを強く当てるか弱く当てるか」によって、音の強弱をコントロールしようとしているギタリストがままいる気がします。

ただ、そもそも「ピックを強く当てる」と言う事が何を意味するのかが問題です。

多くの場合、この「ピックを強く当てる」を「ピッキングするときに手に込める力を強める事」だと思っている人が多い気がします。

もしそうだとしたら、これは「大間違い」でしょう。

仮に、ピックを全力で握りしめて弦を弾いたらどうなるでしょうか?

ピックを全力で握りしめて弦を弾いたなら、ピックを持つ手に遊びがなくなるので弦からの抵抗を逃がすことができなくなり、音は汚くなるしスムーズに弾けないし、さらには弦を切ったり、、、とろくな事が起こらないでしょう。

そもそも、大きな音を出すために「ピックを握りしめる」といった行為自体が的外れなのです。

以前の記事でも言及した通り、「ピックを振りぬく速さで音の強弱はコントロールする」のが基本なんですね。

これは物理における運動量(速さ×質量)の概念からも自明です。

「音が鳴る」のは弦が振動しているからであり、その振動は外からエネルギーを加える事で発生します。

もし、大きな音を鳴らしたければ、エネルギー量、つまり運動量を大きくする必要に迫られますから、運度量の式によれば「速さか質量を増やすしかない」という話になりますよね。

質量は「ピックとピックを持つ腕全体、ないしそれに連動する体幹の質量」ですので、ほぼ不変と言っていいかと思いますが、ピックを振りぬく速度であれば、訓練のしようでかなり変えられるようになりますよね?

なので、アクセントをつけたメリハリある音を出したければ、ピックを振りぬく速度に顕著な緩急をつければいいって話になります。

おわりに

この記事は「ギターのピッキングする際の右手に関する勘違い5選」と題しておおくりしました。

今回は個人的に「ギターのピッキングに関する誤解」をとり上げてみましたが、脱力信仰と並行アングル信仰は本当にやめた方がいいです!

この二つを盲信すると、ピッキング速度が一向に速くならないばかりか複雑な弦移動がいつになっても苦手なままでしょう。

速弾きは、「適切な力のコントロールと順アングル」で弾くのが原則だと言う事です。

とりあえず、激しい弦移動を平行アングルでこなそうとするのはムリゲーですな。

ある程度はできるかもしれませんが、平行アングルにこだわらない方がはるかに弾きやすいはず。

速弾きは弦からの抵抗を減らしてなんぼです。

では!

参考記事等

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