今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックの使用感について気になる人
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー39」ヒストリーの渡辺香津美モデルピック使ってみた」という話です。
今回とり上げるのはヒストリーの渡辺香津美さんノシぐネイチャーモデルのピックになります。
渡辺香津美さんと言えば、日本フュージョン界の大御所ですので、彼のシグネイチャーピックとなると当然「きっとフュージョン向きのピックなんだろうなあ」と思うものです。
さて、結論からもうしあげると、ヒストリーの渡辺香津美モデルピックは、
「弦離れの良さはまずまずで音が全体的にマイルドで丸みがあるピック」
です。
アタック音を押さえたい人にはお勧めの一枚と言えるでしょう。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックのスペック
まずは、ヒストリーの渡辺香津美モデルピックのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ティドロップ?(一般的な、ティアドロップに比べると横幅がない独特なデザインである)
厚さ:1.0㎜、1.2mm(今回は1.2mm)
材質:ウルテム
渡辺香津美さんと言えば、日本フュージョン界の大物中の大物でありその演奏スキルには非常に定評がある傑物です。
そんな彼のシグネイチャーとなれば、興味がないわけありませんよね。
今回は実際に使ってみてどんなサウンドや弾き心地なのかについてみていきたいと思います。
ウルテムという素材の特性から言って、大体の傾向から言って「丸みがあって弦離れがいい」といった感じになりそうな気がしますが、果たしてどうなんでしょうか?
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックの音の特徴
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中低音域成分がよく出る
・高音域成分が控えめ
・音が全体的に丸い
・ピッキング時のアタック音はマイルド
・4弦から6弦を順アングルの角度をきつくして弾くとピッキングノイズがかなりでる
本ピックは、全体的に丸くマイルドな音がします。
なので、フュージョンギタリストである渡辺香津美さんのシグネイチャーピックにふさわしいといった印象です。
ただ、4弦から6弦にかけて角度をきつくした順アングルでピッキングするとかなり強いピッキングノイズが出るのは気になるところ。
もっとも、このように強烈なピッキングノイズがなることで、「平行アングルで弾けているのかを確認することができる」ともいえるので物は使いようと言えます。
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックでの弾き心地等についてはいかに?
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れはほどほどによい
・高速度帯でのカッティングはやややりやすい
・ピッキングの急加速はしやすい
・ピック表面は指に吸い付いてくるような質感の為、グリップが安定する
本ピックの弦離れはほどほどといった感じで、適度に弦にピックが吸い付くような感じがあります。
これはひたすら速度を求めるギタリストにとってはあまりありがたくない事ですが、しっかりと一音一音を着実に弾きたいギタリストにはうってつけといえそうですのでそう悪いものでもないでしょう。
そして、ピック表面二は指に吸い付いてくる感触があるため、グリップは非常に安定します。
また、高速度帯でのカッティングやピッキングの急加速のやりやすさについては、ほどほどといった感じです。
操作性の面において、本ピックはまずまずといったところかと思います。
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックはどんなプレイに向いている?
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックは、
「弦離れもほどほどによく音がマイルドなため、テクニカルなフュージョンに向いている」
といえそうです。
フュージョンでは、ギターはひずんでいないのでメタルなどと違ってそれぞれのパート同士の調和がより一層重要になってくると思うんですね。
それなのに、ギターが強烈なピッキングノイズやアタック音をまき散らしていたとなっては、楽曲全体のバランスを崩壊させかねない一大事です。
事実、フュージョン系のギタリストの中には、ピッキングノイズやアタック音の主張が強すぎない事だったり音のマイルドさにこだわる人が多いです。
そのため、ピッキング自体をせずにレガートを主体に演奏しようとするプレイヤーもいるくらいですもんね。
てなわけで、マイルドで丸みのある音が出力される本ピックは、フュージョンにはうってつけというわけす。
ヒストリーの渡辺香津美モデルピックの評判
では、最後にヒストリーの渡辺香津美モデルピックの評判を見てみたいと思います。
ふむ、、、めちゃくちゃ評判いいじゃないか!!
私にとってはあまり本ピックは弾きやすい感じはありませんでしたが、どうやらそうでない人も沢山いるようです。
もしかして、今回私がチョイスした厚さが問題だったのかもしれませんねえ。
まあ、やはり各自試してみない事には本当にそのピックがその人にとって扱いやすいかなんてわからないんですよなあ。
と言う事で、本ピックが気になった人は実際に使ってみて下さいませ。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー39」ヒストリーの渡辺香津美モデルピック使ってみた」と題しておおくりしました。
今回実際にヒストリーの渡辺香津美さんシグネイチャーモデルのピックを使ってみたわけですが、やはりフュージョン向きのピックだなあと勝手ながら思った次第。
もっとも、このわたしの所感に対して、「いやいや、別にそんなことなくね?」と思う人も沢山いると思うので、気になる人はまずは実際に本ピックを手に取って使用感を実際に確かめてみるのがおすすめです。
ただ、個人的に本ピックはかなりマイルドで優しい音が出せるピックであると思っています。
ちなみにですが、「ワイはピッキング時のアタック音が嫌いなんや!!」というアタック音アレルギーの人はピックを極力使わなずにレガートや指で弾くのがおすすめです。
まあ、お互いプレイを幅を広げていきたいものですな。
では!
参考記事等
「ピックレビュー41」スパイエアーのUZシグネイチャーピック使ってみた
「ピックレビュー71」ダイム=バッグダレルシグネイチャーピック使ってみた
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