今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
モントルーのウルテム製ティアドロップの使用感について知りたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー17」モントルーのウルテム製ティアドロップ使ってみた」という話です。
今回レビューしていくのは、モントルーのウルテム製ティアドロップになります。
結論から言うと、モントルーのウルテム製ピックは
「やや滑りにくく音が非常にマイルドなので表現力重視のギタリストには適しているが、あまり弦離れがよくないのであまりテクニカル向きではない」
といった感じです。
あと、アップピッキング時の生音がものすごく特徴的 ですねえ。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
モントルーのウルテム製ティアドロップのスペック
まずは、モントルーのウルテム製ティアドロップのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ティアドロップ
素材: ウルテム
厚さ: 0.72 mm、 0.8 mm、 0.94 mm 、1.07 mm 、1.2 mm(今回りあげるのは0.94㎜)
価格:税込み110円
今回取り上げるこのモントルーのピックは厳密にはモントルーのピックというよりはモントルーとレイトンのコラボレーション商品聞いた方が正しいです
※モントルーは東京都小平市で誕生したギター用パーツメーカーであり、ピックアップやブリッジ、ペグやエフェクターといった様々な製品を製造している。
ウルテム材は以前の記事でも取り上げたようにべっ甲に似た質感を持つ非常に弦滑りのいい素材ですので、本ピックはひょっとしたら速弾きに適しているかもしれません
なお本ピックは、ウルテムという素材の性質上多少反っていることが多いと言います。
以下の画像では中々わかりにくいかもしれませんが、今回私が島村楽器で購入してきたモントルーのピックも確かに若干上向きに反っているようです
詳しくは後述しますが、この上向きの反りが独特な生音を生み出す原因となっていると思われます
あと、どうでもいいのですが、本ピックの色が地味すぎてもし床に落とそうものなら、床と視覚上同化したように見えて見つからなそうですよね、、、。
もうちょっと、色は派手目にした方がいいのではないかと思ったりしますわ。
知らんけど。
モントルーのウルテム製ティアドロップの音の特徴
モントルーのウルテム製ティアドロップで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・高音域成分と中低音域成分のバランスが良くどの音域もほぼ均等に出力されている
・音が非常にマイルドで厚みがある
・生音の場合、アップピッキング時に擬音で表現すると「パチン」といったような独特の音がでる
・生音だとアップピッキング時に独特の音が出るが、アンプを通すとアタック音自体はかなり控えめ
本ピックは、高音域と中低音音域のバランスが良く特段突出した音域があるわけではありません。
出音は、かなりマイルドで厚みがあり癖がすくないものとなっているようです
ただしホームピックが若干上向きに反っているせいもあってかアップピッキング時に通常はまず聞かれないような独特の音がします
結構この音は演奏していると気になりますねー。
ちょいと不快です。
ただ、このアップピッキング時に生じる独特の音は生音の場合にだけ、聞かれるものでありアンプを通した場合には聞こえてきません
そこは救いと言えますね
もっとも今回、私が買ったものだけが特別そっていただけかもしれないので、すべてのモントルーのウルテムのティアドロップでアップピッキング時に独特な音が出るとは言えないんですけどね。
そして、アンプを通した場合は、アタック音の存在感はほぼありません
モントルーのウルテム製ティアドロップでの弾き心地等についてはいかに?
モントルーのウルテム製ティアドロップでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・若干ピック表面がざらついているのでやや滑りにくい
・表面が若干ざらついているせいで弦離れが悪い
・弦移動がしにくい
・弦を下降する方向へのスウィープがやりにくい
本ピックの素材は、ウルテム材ですが結構弦離れが悪く若干上にそっているためか細い弦移動がやりづらい印象です。
速度を上げようとすると引っかかって失速しがち。
特に弦を下降する方向へのスイープは、弦からの抵抗が大きいためかなり弾きにくい印象があります
ということで本ピックは明らかにテクニカルなプレイをするのには不向きです
なかなか癖が強いピックですよ、これは。
モントルーのウルテム製ティアドロップはどんなプレイに向いている?
モントルーのウルテム製ティアドロップは、
「音はマイルドで癖がなく厚みがあるので、表現力重視のギタリストには結構向いている」
と思います。
しかし、表面のざらつきからくる弦離れの悪さや若干上向きに沿っていることなどからテクニカルなプレイをするのには向いていないといえましょう。
特に、わたしは上向きに沿っているのがかなり致命的な印象ですよね、、、、。
アンプを通した音には癖がないのに、弾き心地と生音には大分癖があるという何とも不思議なピックです。
モントルーのウルテム製ピックの評判
では、最後にモントルーのウルテム製ピックの評判を見てみたいと思います。
ふむ、音についてはやはり評判がいいようです。
ただ、やはり若干表面がざらついていて弦離れが悪いのは確かみたいですな。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー17」モントルーのウルテム製ティアドロップ使ってみた」と題しておおくりしました。
モントルーのウルテム製ピックは、ウルテム製と言う事でかなり弦離れがいいかと思いきや表面がざらついているので弾きにくいです。
そして、ピックが若干上向きに沿っているせいかアップピッキング時に独特な音が出ますし、スウィープが非常に弾きにくい感じ。
とはいえ、音自体は癖ない厚みのある音ゆえ、幅広いジャンルに使えそうです。
んー、なんかいろいろと癖の強いピックですよ。
まあ、一度使ってみ手自分に合うかを判断するのをお勧めします。
では!
参考記事等
オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた
速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)
参考
http://www.montreuxguitars.com/
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