今回は以下の様な方に向けておおくりします。
奥田民生ピック TAMIO-A2 の使用感を知りたい人
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー25」奥田民生ピック TAMIO-A2 弾いてみた」という話です。
今回レビューしていくピックはシンガーソングライターの奥田民生さんのシグネイチャーピックになります。
本ピックは、アマゾンなどで「アコギ用」等とかっこ書きされて販売されているので、エレキに使うのはなんか違う気もしますが、面白そうなので実際にやっていきましょう!
それになんか見た目がカラフルでこのピック好きなのよね。
ただ、結論から言うと、TAMIO-A2は
「ほぼ安定したコードストローク(高速度帯には向ていない)をするために特化したようなピック」
って感じです。
やっぱり、このピックはアコギで弾き語りをする場合等に使った方がよさそうですねえ。
どう考えても、速弾き等を含むテクニカルなプレイには向いていません。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
奥田民生ピック TAMIO-A2 のスペック
まずは、奥田民生ピック TAMIO-A2 のスペックについて見てみるとしましょう。
形状:トライアングル
材質:セルロイド
厚さ:0.75㎜
ふむ、セルロイド製ピックなんですねえ。
セルロイドと言えば、ギターピックの素材としてはもうド定番中のド定番の素材でして「音に癖がない」とされています。
とはいえ、ピックの音色は素材に施す加工やその厚さといった要素でもかなり変わってくるので、実際に弾いてみないと何とも言えないんですよな。
今回もしっかりと実際に弦を弾いて確認していきましょう。
あと、少々余談ですが、本ピックのカラフルな見た目が個人的にすごく好きなんですよな。
なんとなく、飾っておいてもよさそうなレベルできれいだし、それにここまで派手な見た目なら床に落としてもなくなりにくいでしょうしね。
この見た目は、きれいとかそういった事だけでなく絶対実益がありますわ。
奥田民生ピック TAMIO-A2 の音の特徴
で弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・音が全体的に丸い
・低音域成分がかなり弱め
・中音域成分がよく出て音の伸びがよく感じる
・アタック音は結構強め
当ピックの音は、かなり個性的な印象ですよね。
本ピックの音は全体的に丸く、中音域成分と高音域成分が絶妙なバランスで共存し、透明感のあるクリアなサウンドです。
ただ、人によってはやや埋もれているように感じるかもしれないとも思う次第。
そして、意外とアタック音は強めですね。
奥田民生ピック TAMIO-A2 での弾き心地等についてはいかに?
での弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れはあまりいい方ではない
・グリップは比較的安定するがやや滑る
・32分カッティングのような高速でのカッティングは弾きにくい
・超高速度帯(約BPM600~)でのピッキングが安定しない
・先端の丸みが強いのでピッキングの急加速が難しい
・ほどほどにしなる
当ピックは、弦離れという点ではお世辞にもいい部類ではないと思います。
というか、むしろピッキングの際に「少し粘り気のある感触」すら覚えますね。
これをよくとらえれば、「コードストロークの一回一回を確実に安定した軌道で弾き続けるのに適している」と言う事ができるかもしれません。
ただ、どう考えても速度を出すには不向きなピックであると思います。
もし、当ピックでピッキングを急加速したりテクニカルなフレーズを弾こうとするなら、多少ではあれど手がもつれるような感覚に襲われると思うんです。
少し、このピックは操作面では扱いにくい印象がありますねえ。
音はいいんですがねえ。
奥田民生ピック TAMIO-A2 はどんなプレイに向いている?
奥田民生ピック TAMIO-A2 は、「アコギ用」と宣伝されている通り
「基本的にはカッティング等弾き語りを主軸と敷いたプレイに向いているピック」
です。
音は全体的に丸みがありつつヌケがいいというか透明感があって好印象なのですが、あまり技巧系のプレイヤーには向いている印象はありません。
特に、速度変化をろこつにつけるようなプレイだと最悪ピッキングし損ねたり発音し損ねたりなんてことも起きるでしょう。
どう考えても、当ピックは速度の速いプレイには向いていないと思います。
とはいえ、このピックはシンガーソングライターである奥田民生さんのシグネイチャーピックなので、「弾き語りに適した設計がされている」のは当然なのでテクニカルジャンルの文脈で語ることに無理があるんですよね。
すくなくとも、コードカッティングを主軸としたプレイではその真価を発揮するのは間違いないと思うので、弾き語り等の演奏スタイルをとっている人は試して損はありません。
奥田民生ピックTAMIO-A2 の評判
では、最後に奥田民生ピック TAMIO-A2 の評判を見てみたいと思います。
アマゾンやその他ショッピングサイトでいろいろとレビューを見て回った結果、TAMIO-A2 の使用感等については以下のような感想がありました。
・デザインがかわいい
・ピック表面が、適度に指の滑りを抑えてくれるので、弾きやすい
・奥田民生と同じモデルを使っていると思うと満足度が高い
・同じトライアングル型の中では単音がやりやすいピックである
ふむ、いろんな意見がありますなあ。
ちなみに、トライアングル型でいうなら、クレイトンのウルテム製ピックは結構単音が弾きやすかった印象です。
まあ、いろんなピックを実際に試して自分に合うのを見つけるしかないですよなあ。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー25」奥田民生ピック TAMIO-A2 弾いてみた」と題しておおくりしました。
今回は奥田民生さんのシグネイチャーピックTAMIO-A2を実際に使ってその使用感を確かめてみましたが、いやあやっぱりこれはテクニカルプレイ向きのピックではありませんでしたね。
何となく、最初から予想できていたとはいえ少し悔しいです。
まあ、とはいえ、弾き語りをする人にとってはベストなピックだとは思います。
ま、各々のニーズに応じてピックを選んで行きましょう。
では!
参考記事等
ギターを練習するモチベーションをあげるためにするといい事5選
速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)
ぼっちざろっくの劇中歌(op ,ed 含む)のギター難易度ランキング5
参考
https://www.ibanez.com/jp/products/detail/tamio-a2_99.html
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