今回は以下の様な方に向けておおくりします。
速弾きに適したピックを探している人
ピックボーイハイモジュラスの使用感について知りたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー1」ピックボーイハイモジュラスつかってみた」という話です。
ギタリストのあなたなら既にご存じの通り、ピックを変えるだけでギターの音色や弾きやすさは驚くほどに変わりますよね。
そのため、多くのギタリストは定期的に「自分の好きな音」や「弾きやすさの向上」を求めて新しいピックを探したりします。
実際、未だにわたしも「もっと速く、そして弾きやすいピックはないか」と探していますしね。
と言う事で、今回からピックレビューの企画をやっていこうかなと思った次第。
まず第一回目はわたしが使う定番となっているピックボーイのハイモジュラスをレビューしていこうと思います。
わたしは、いろいろなピックを試してきていますが、今回のピックボーイハイモジュラスが一番弾きやすいし自分好みの音が出ると思っているんですよね。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
1、ピックボーイハイモジュラスの素材と形態的特徴等

引用
https://nakano-music.co.jp/products/gp-33r/
ピックボーイハイモジュラスは、株式会社ナカノの販売するギター用ピックのラインナップの中の一種です。
ピックボーイハイモジュラスの厚さは、0.60mm 、0.75mm 、0.88mm、 1.00mm 、1.14mmの5種類。
かなりメジャーなピックなので、どこの楽器店にも置いてあると思います。
ちなみに、ピックの中央にある模様は、ネットの情報によると「大麻ではないか?」と言われているようです。
ピックボーイハイモジュラスの形状は、ティアドロップ型であり先端がかなり尖っています。
正直、ピックの先端を強く押すとめっちゃ痛いですWW
これはちょっとした凶器ですわ。
そして、ピックボーイハイモジュラスの素材には、カーボン(炭素)繊維で強化された高校の有機化学でおなじみのナイロン66が使用されておりその厚さのわりにかなり硬いですね。
※当商品のハイモジュラスという名称は、ハイモジュラスカーボンに由来していると思われる。なお、ハイモジュラスカーボンとは、従来のカーボン繊維より高弾性率で変形しにくい素材のこと。
わたしは通常、ピックボーイハイモジュラス1.0mmを使っていますが、最近では1.14の方がいい気がしています
2、ピックボーイハイモジュラスの音の特徴
ピックボーイハイモジュラスの音の特徴として真っ先に上がるのが、「高音のよく出てぬけがよい」と言うものです。
一般に、硬いピックは高音が強調される傾向にあるのですが、その中でもこのピックボーイハイモジュラスはかなり高音がよく出る印象。
なので、このピックでトレモロなんて弾くと以下のように生音でもかなりアタックが強調された音になります。
参考
わたしはピッキングのアタック音が強いカッチリしたフレージングが好みなので、このピックボーイハイモジュラスを好んでいたりします。
なので、逆に「もっとまろやかな音が好きとか「アタック音がうるさいのは耳障りだ」という人にとって、このピックは最悪の代物となるでしょう。
3、ピックボーイハイモジュラスでの弾き心地について
ピックボーイハイモジュラスでの弾き心地について特筆すべき事は、なんといっても「弦離れがいい」と言う事でしょう。
ピックと弦が接触した時に、摩擦が大きいとどうしても速さが出せませんからね。
弦離れは超重要です。
そして、耐久性の面でも優れている印象ですね。
わたし自身がそこまでピッキングの圧が強い方ではないのも関係しているかもしれませんが、あんまり毎日1~2時間程度練習しているくらいでは中々削れません。
ただ、このピックはかなり先端が鋭利なので速度を出そうと思った場合、ある程度準アングルよりのピッキングアングルにしないといけません。
そういう意味では、ちょっと慣れないと扱いづらいかもしれないです。
ですが、速度を出すという意味ではこれ以上に適したピックを今のところ知らないので、慣れれば大分速く弾ける気がします。
※ピックの厚さは、すべての厚さを試した結果、1.0㎜か1,14㎜がいいと思う。薄いと弦にピックが負けてしなるので弾きやすさは上がるが、この「しなり」が速度向上を目指す上ではよくない。特に高速度帯(bpm300より上)になるほど「しなり」は減速要因となる。
なお「ピックによって音の粒がそろいやすい、そろいにくい」という話がありますが、正直これに関しては「個人の裁量でどうにでもなる」と思っているのであまり気にする事ではない気がしています。
4、ピックボーイハイモジュラスは速弾きに使えるのか?
ピックボーイハイモジュラスは、個人的に非常に速弾きには適していると思います。
上述の通り、ピックボーイハイモジュラスは非常に弦離れがいいですからね。
ただ、このピックは高音やアタック音がかなり強調される傾向にあるので、結構好みがわかれるかなといった印象です。
そして、「手汗の多い人」に関しては、このピックボーイハイモジュラスは絶対にお勧めしません。
というのも、このピックはものすごく滑りやすからです。
実は、わたしはかなり手汗が少ない部類の人間なんですね。
そんな私でも、このピックは結構滑りやすいと思っているので、手汗が多い人ならなおさらだと思います。
と言う事で、手汗の多い人に関してはピックボーイハイモジュラスをお勧めしません。
手汗が多い人には、infinixという素材が使用されたマスター8のピックが滑りにくいのでおすすめです。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー1」ピックボーイハイモジュラスつかってみた」と題しておおくりします。
今回はピックボーイハイモジュラスのレビューをしてみました。
ピックボーイハイモジュラスは、かなり弦離れがいいので速弾きギタリストの方々にはおすすめです。
ただし、このピックには高音やアタック音が強調されたり滑りやすいという特徴があるので、結構人を選ぶとは思います。
気になる人はまずは使ってみてくださいな。
では!
参考記事等
オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた
「ピックレビュー2」アイバニーズのまん丸いピックPA1Mつかってみた
「ピックレビュー3」MASTER8JAPANのピックを使ってみた
速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)

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