「ピックレビュー22」ダンドレアPro Plec 351を実際に使ってみた

今回は以下の様な方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ

ダンドレアのPro Plec 351の使用感について気になる人

話しのネタが欲しい人等

紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「「ピックレビュー22」ダンドレアPro Plec 351を実際に使ってみた」という話です。

今回レビューしていくピックはダンドレアのPro Plec 351になります。

実は、今回とり上げるPro Plec 351は、ジャズギタリストの間では定評があるらしいです。

まあ、知り合いからちょっと聞いただけなのでどこまで本当か分らないんですがね。

ただ、ネットを少し検索した感じだと割とその話も本当の様な気がしてきます。

なんせ、ジャズ系のギタリストの方々がPro Plec 351のレビューを書いていたり動画にしていたりしますので。

で、結論から言うと、Pro Plec 351は

「弦離れがよくアタック音がマイルドで非常に厚みがある音が出るピック」

といった印象です。

個人的には結構この音好きかもしれませんわ。

ただ、急加速は少し難しい気もしますね。

なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。

右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。

それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題

「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。

というのも、ピッキング速度の向上により自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。

また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。

自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。

しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?

実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。

そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。

ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。

では、ゆるりとおおくりします。

ダンドレアPro Plec 351のスペック

まずは、ダンドレアPro Plec 351のスペックについて見てみるとしましょう。

形状:ティアドロップ

厚さ:1.5㎜

材質:詳細不明

 ダンドレアは、1922年からピックと楽器用アクセサリーを製造するアメリカのブランドです。

今回のダンドレアのPro Plec 351はかなり弦離れがいいので、素材にナイロンあたりが使われていそうですが、、、リサーチしてみても素材についてはよくわかりませんでした。

ダンドレアの公式サイトの商品説明をみると、「工業用強度の熱可塑性樹脂(和訳)」が使われているそうですが、全然詳細がわからないんですよねえ、、、。

参考
https://dandreausa.com/product/guitar-picks/pro-plec-351-shape/

まあ、よくわからないですが、弾きやすくて音がよければそれでよしですわね。

あと、少々余談ですが、サウンドハウスやアマゾンのレビューを見ていると、今回のPro Plec 351に限らずダンドレアのピックはやや反っていることが多いようです。

そこで、今回わたしが島村楽器で入手したPro Plec 351の反りを確認してみると以下の通り。

ダンドレア ピック 反り

んー、、、なんか微妙にピック中央がへこんでいる気がしますねえ。

これが音質にどう影響するのかが問題ですわ。

ダンドレアPro Plec 351の音の特徴

ダンドレアPro Plec 351で弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

・中低音域が非常に豊か

・アタック音が控えめ

・高音域は控えめ

・音に全体的に非常に丸みがある

※音の丸さには、ピックが若干上方向に反っていることも関係あると思われる。というのも、逆アングルでのピッキングは音が丸くなるためジャズ向きと言われることがあるようだが、このピックの上方向への反りはこの逆アングルを疑似的に再現するものと言えるからである。

・スウィープを弾くと音像がぼやける

若干アップピッキングの方がダウンピッキングよりも、高音成分や音量が多めに出力される(おそらく中央のへこみ、ピックの反りのせい)

ダンドレアのPro Plec 351は、非常に厚みがあってマイルドな音がします。

んー、なんでしょうねえ、、、うまく言えないけど、すごく独特な音をしている気がしますなあ。

ただ、とにかく、「音が分厚い!!」と断言できます。

どうもネットサーフィンしていると、このPro Plec 351のサウンドに関して「もはやエフェクター」とか「まさにジャズトーン」等といったレビューを目にしましたが、、、うん、確かにそういいたくなるくらい特徴的な音をしている気がしますよ。

ただ、音がマイルドで高音が控え気味なせいで、スウィープを弾くと少し輪郭のはっきりしない感じになってしまいますなあ。

そして、何より上述したピックの反りのせいでアップとダウンで出力される音量と音域成分に差が生じやすいのは少しだけ気になります。

もし「拍の頭を強調したい」という場合に、不用意にそのまま弾くと拍の頭の音ではなくその次の音が強調されるなんて事態にもなりかねません。

ちょっと、ここら辺は使い方に注意が必要かもしれませんな。

とりあえず、気になる人は、実際に使って確かめてみて下さい。

ダンドレアPro Plec 351での弾き心地等についてはいかに?

ダンドレアPro Plec 351での弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。

・弦離れがかなりいい

・軽い力で大きな音が出る

・意外とグリップが安定する

・急加速はしにくい

・ピックはしならないが、カッティングがやりやすい

Pro Plec 351は、かなり弦離れがいいです。

ピック先端の丸みが結構強いとはいえ、それでもこの弦離れの良さはすごいですな。

多分、この弦離れの良さは主に材質に由来するものなのでしょう。

なんとなく、これまでの私の経験上、、、、この質感と弾き心地はナイロン系の様な気がしますねえ。

ま、本当のところはわかんないですけどね。

そして、弦離れがいいにもかかわらず、意外とグリップが安定するのにも驚きです。

おそらく、このグリップの安定性は、ダンドレアピック全般によくみられるとされる「ピックの反り」が関係しているものと思われます。

また今回、わたしが入手したPro Plec 351はちょうどピック中央あたりがへこんでいるのですが、この部分に指を置くと結構グリップが安定するんですよね。

※反っているピックとしては、今回のダンドレアのPro Plec 351以外にモントルーのピックがある。

ピックの表面はかなりさらさらして引っ掛かりがない感じなのですが、へこんでいる部分に指を置くとあまりピックが動かなくなります。

ただ、こういった反ったピックはサウンド面の箇所で言及したようなアップとダウンでのサウンドの違いはもちろん、アップとダウンで弾き心地も変わってくる可能性があるので注意が必要です。

あと、先端が丸いピックの宿命ですが、やはり先端に引っ掛かりが少ないのでピッキングを急加速させる際にわずかなタイムロスが生まれる気がします。

そして、やはりピックが厚いだけあって軽い力で大きな音が出やすいです。

ダンドレアPro Plec 351はどんなプレイに向いている?

ダンドレアのPro Plec 351を実際に使ってみた感じだと、やはり

「丸く中低音域が豊かな音を出したい人向けのピック」

という印象があります。

あえてひょげん力重視のプレイとここで言わなかったのは、このPro Plec 351は弦離れがいいので意外とテクニカル系のプレイにも使えるとの印象があるからです。

しかし、上述の通りスウィープを多用する場合には向いている気がしませんな。

どうしても、音がもこもこして音の粒立ちがよくならない気がします。

とはいえ、これも正直好みなのかもしれませんねえ。

とりあえず、各自使ってみて弾き心地やで音を確かめて見てほしいです。

Pro Plec 351は、サウンドと操作性の両面で割と癖の強いピックですが、だからこそ「ハマる人にははまるピック」といえます。

ダンドレアPro Plec 351の評判

では、最後にPro Plec 351の評判を見てみたいと思います。

ツイッターを検索してみたところ、Pro Plec 351の使用感については口コミがありませんでした。

Pro Plec 351ってそんなにマニアックなピックなんですかね?

と言う事で、サウンドハウスのレビューを見てみると、Pro Plec 351の使用感についてはおよそ以下のような内容のレビューがありました。。

・もはや、エフェクター。ピック一つでこんなに変わるのかと思わされる。

・印字面から見てピックが逆ぞりしている。使えなくはないが使う気にならない。

・最高に心地よい音と弾き心地。これまで200種類ほどのピックを試してきたが、これで当面はピックを買って試してみなくても済みそう。

・知り合いから良いと言われ気になり購入。弾いてほしかった音がしたので衝撃を受けた。カートローゼンウィンケルやラーゲルンドの音を欲しいのなら、アンプやギター自体ではなくこのピックを試してみてほしい。

んー、なんか全体的にすごい高評価。

ただ、やはり案の定、ピックの反りについての言及がありますね。

なお、一番個人的に気になるのは「これまで200種くらいのピックを試してきてPro Plec 351に行き着いた」というレビューです。

実は、わたしもこれまでに200種類くらいのピックを試している気がしますが、、、、よーく考えたら200ってとんでもない数ですよな。

まあ、「わたしの場合」はその結果、「ピックボーイハイモジュラス」に落ち着いたわけですが、上記レビューをした方にとってはPro Plec 351が最適解だったということなんでしょうなあ。

こういった人が一人でもいると思うと、なんかダンドレアのPro Plec 351の独自性というか唯一無二さ?みたいなものをひしひしと感じますね。

これはギタリストなら一度は使ってみるべきかもしれませんな。

おわりに

この記事は「「ピックレビュー22」ダンドレアPro Plec 351を実際に使ってみた」と題しておおくりしました。

今回はダンドレアのPro Plec 351の使用感についてレビューしましたが、いやはやサウンドと操作性の両面においてなかなかに癖の強いピックといえそうです。

とはいえ、弦離れはかなりいいので、テクニカルなフレーズを弾く際にも割と使えそうな印象ですね。

ただ、スウィープはもこもこして音像がはっきりしない気がするのでそれは注意ですかな。

とりあえず、今回のPro Plec 351はサウンド面に関してはかなり独自性が強い逸品ですので、一度は試してみるのをお勧めします。

ひょっとしたら、あなたにとっての最適解となるピックかもしれません。

わたしもジャズっぽいフレーズを弾く際にはPro Plec 351を使った方がいいかもって気がしましたねえ。

いい音がするピックなのは間違いないですわ。

では!

参考記事等 

オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた

オルタネイトピッキングとは何ぞや?どんなメリットがあるの?

ギターを練習するモチベーションをあげるためにするといい事5選

ピックの材質によって音や弾き心地はどう変わるのか?

ピックの形状や厚さによって音質や弾き心地はどう変わるのか?

速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)

「ピックレビュー67」フェンダーの351 Shape Confetti(ティアドロップ)使ってみた

参考

http://www.ariaguitars.com/jp/items/other-brands/dandrea/pick-3/pro-plec/

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/200610/


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