エレキギターの練習は生音ですべきかアンプにつないですべきか

今回は以下の様な方に向けておおくりします。

こんな人が読むと役に立つよ

ギターの練習は生音でやってもいいのか、それともアンプから音を出して行うべきなのか気になる人

夜間にギターの練習をすることが多いため、アンプで音を出して練習するわけにはいかないと思っている人

話しのネタが欲しい人等

紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。

今回もよろしゅう!!

今回の話題は「エレキギターの練習は生音ですべきかアンプにつないですべきか」という話です。

ギターの練習方法に関して、よくギタリストの間で「生音で練習すべきかアンプで音を出して練習するべきか」が議論されることは多い印象。

一般には、アンプから音を出すことが推奨されますが、個人的には「ある場合だけは生音で練習するのもありなのではないか?」と思っています。

なので、結局のところ、「アンプで音を出すか生音か」みたいな単純な問題ではないのかもしれないと思うわけです。

まあ、そんな感じで今日も少しばかり考察していこうかなって思いますよ。

では、ゆるりとおおくりします。

1、一般的にはアンプから音を出すのが正解である理由

一般論としては、ギターの練習はアンプから音を出して行うのがよいとされています。

一般に、アンプから音を出して、ギターを練習をした方がいいとされる理由は以下。

・生音で練習すると無駄にピッキングが強くなりがち


・エレキギターはそもそもアンプに接続して使うものなので、生音での練習は本番を想定すると不適切である


・生音で練習しているとノイズをミュートするスキルが身につかない


・ボリュームのつまみを用いるといったエレキ特有の奏法の練習ができない

わたしもこれらの意見に全く異論はありません。

特に、3つ目の「ノイズをミュートするスキルが身につかない」に関しては特に重要だと思います。

いくら速く弾いていても、ノイズだらけだったならそんなものは「まともに弾けているとは到底言えない」わけです。

エレキギターの演奏において、基本的に「ノイズは打破すべき敵」くらいに思っていいと思います。

ノイズを絶対に出さないようなスキルを身に着けたいものです。

2、生音での練習に意味がある場合について考えてみる

ここまで見てきたように、「基本的にはアンプから音を出して練習した方がいい」のです。

しかし、ある「自分のピッキングが弱すぎる場合」においてだけは、アンプから音を出すのと並行して「生音で練習するのも大いにあり」なのではないかと思います。

上述の「生音で練習すべきでない理由」の中に「生音が強くなりすぎる」と言うものがありましたが、それをあえて逆手に取ろうという話です。

ここであなたは、「え?ピッキングが弱いっていい事なんじゃないの?そもそもピッキングって脱力しないといけないんだから、弱くて正解じゃないの?」と思ったかもしれません。

でも、実は、「ピッキングは脱力してするもの」という認識自体が間違っている可能性があります。

確かにうまい人たちはピッキングの際に無駄な力が入っていません。

しかし、「ダイナミクスの調整に必要な必要最低限の力は入っている」のです。

ダイナミクス、つまりピッキングの音量やアクセントは、基本的に「弦をピックが降りぬく速度」によって決まるものですが、速くピックを振り抜こうとしたら瞬間的に力が入ることとなります。

※ダイナミクスを決定する要素には、ほかに「弦に接触するピックの面積」があり、「小さい音での速い演奏」においてはピックの接触面積を減らすことで対応する。

ただ、持続的に力が入るわけではないので、弾いている本人としては「適度に脱力できているので疲れない状態」なわけです。

なので、「ピッキングする際には脱力が大事」という言葉の真意は、

「ピッキングのダイナミクスに広く対応できるという意味で必要最低限の力を入れよう」

といった意味であると解釈できるでしょう。

そのため、「ピッキングの際に脱力する」という意識を強く持ち続けると場合によっては、「ピッキング速度が上がらない」とか「ダイナミクスの幅が全然ない」なんてことになりかねません。

※また、脱力を意識しすぎると、左手と右手のタイミングが合わなくなったり音がぷつぷつ切れるような演奏の原因となる可能性もありうる。というのも、右手と左手の力の配分は普通連動するからである。右手の力が弱くなりすぎれば、左手が押弦する力もそれに応じて弱くなりもともとピッキングが弱いような人はしっかりと音を出せなくなる可能性がある。

そのため、ピッキングが弱い意識のある人は、アンプでの練習と並行して生音での練習をするといいと思うわけです。

あえてピッキングの際には力を入れるようにしてみるといいでしょう。

とはいえ、力を入れるのは「弦とピックが接触する瞬間」だけですので、そこは注意です。

左手に関しても同じで「右手のピッキングの瞬間だけ力を入れて目標とするフレットを押さえに行く」のが大事ですよね。

常時力が入っているなんてことになったら、すぐに疲れてしまってまともに演奏できないでしょう。

3、騒音問題が気になってアンプにつなげない人はアンプラグを使えば解決!

いくらアンプを使って練習した方がいいとはいっても、騒音問題が気になってアンプは使えないという人もいるでしょう。

実は、わたしもギターを夜間に練習することが多いので騒音問題には神経質になっています。

ただ、先ほども言った通り、アンプで練習しないと一向にミュートのスキルが上がらないわけです。

そこで取った対策というのが、

「ヘッドフォンアンプ(イヤホンアンプとも)の一種であるアンプラグを使う」

と言うものでした。

わたしが使っているアンプラグは以下。

※筆者のは第一世代モデル。現在は第二世代が販売されているので、最近は買い替えようかと思っている。

画像を見ていただかればおわかりいただけるでしょうが、プラグ部分をギターのシールドを接続する部分に挿入しイヤホンやヘッドホンを端子につないで使用します。

アンプラグは、アンプに比べてうるさくないしすぐに使えるので、「近隣の人がおこってないかなあ」とか「いちいち練習の準備するのダルイ」といった心配をする必要がありません。

実に、便利な商品です。

ギター用アンプラグには以下の3種類があるので、自分のその時々の気分で使い分けてもいいですね。

・AC30=Tremolo Off/1/2


・ClassicRock=MidBoost Off/1/2


・Metal=MidCut Off/1/2

各種アンプラグのそれぞれの音のキャラクターについては、以下の動画を見るとわかるかと思います。


参考

なお、アンプラグはとても便利ですがやはり本番の演奏を想定した場合には、実際にアンプで音を出して練習すべきなのは論を待たないでしょう。

おわりに


この記事は「エレキギターの練習は生音ですべきかアンプにつないですべきか」と題しておおくりします。

エレキギターの練習は基本的にアンプにつないですべきです。

ただ、「脱力を意識しすぎてピッキングが弱すぎる人」に関しては、あえて生音で練習するのもいいと思います。

ただ、いずれにしてもノイズのコントロールができない事には話にならないのは事実なので、ミュートのスキルを上げていきたいですよねえ。

では!

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