デスメタルとはどんな音楽性の音楽なのか等について語ってみる

今回は以下の様な方に向けておおくりします。

紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。

今回もよろしゅう！！

今回の話題は「デスメタルとはどんな音楽性の音楽なのか等について語ってみる」という話です。

メタルを紹介してみるシリーズの第二弾は、デスメタルになります。

ちょっと前までデスメタルというジャンルはかなりマニアックでしたが、今となっては大分メジャー感が出てきましたよね。

なんせ、デスメタルというジャンルを特徴づける歌唱法であるデスボイスを採用するアイドルグループが出てくるほどですから。

今回はちょっとデスメタルという音楽について、おすすめのバンドの紹介も交えつつ突っ込んで語ってみようかと思う次第。

なお、ギター教室に通うべきか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事が参考になるかと。特に、「オンラインで全部完結させたい！」という人にはオンラインレッスンのパイオニアであるTHE　POCKETがおすすめです。

では、ゆるりとおおくりします。

デスメタルの起源と歴史

デスメタルは、1980年代後半から1990年代初頭にかけて、アメリカ合衆国のフロリダ州タンパ周辺で発展した極端な重音と攻撃的なボーカルを特徴とする音楽ジャンルです。

デスメタルの起源は、スラッシュメタルとブラックメタルにあるとされており、現在は細かいジャンル分けとして大体以下のようなものがあります。

・メロディックデスメタル(チルドレンオブボドム等)

・ブルータルデスメタル(ナイルなど）

・テクニカルデスメタル(クリプトシーなど）

なお、デスメタルというジャンルの確立の契機となったのはマンタス(後のデス）の登場であるとの事。

マンタス（Mantas）は、1983年に結成されたフロリダ州のバンド。

マンタスには、後にデスメタルの代表的なバンドの1つとして知られることになる、デスの創設メンバーの1人であるチャック・シュルディナーさんが在籍していました。

当時、マンタスはスラッシュメタルの影響を受けた音楽を演奏していましたが、チャック・シュルディナーさん「もっと！もっと過激で攻撃的な音楽を追求するんや！！」と決意して、1984年にデスを結成することとなったといいます。

デスは、初期の頃はスラッシュメタルの影響が強かったですが、後にブラックメタルやプログレッシブロックの要素を取り入れるなど、常に音楽的な進化を続けていきました。

デスの音楽性は、デスメタルのジャンルを定義するうえで大きな影響を与え、多くのバンドに影響を与えたんですね。

参考

デスメタルは、一般にスラッシュメタル以上にメロディーらしいメロディーがないかなり混沌とした音楽ですが、後にギターリフやその他伴奏がメロディアスなメロディックデスメタルというジャンルが登場して今日に至ります。

デスメタルの音楽的特徴

では、ここではデスメタルの一般的な特徴について列挙してみたいと思います。

・特徴的なドラム(ブラスとビート)

・ダウンチューニングに設定したギター、ベース

・不穏な雰囲気を演出するために半音階で構成された和音やコード進行の多用する

・テンポの急激な変化、手数の多いドラム、複雑なギターリフ

・スラッシュメタル以上の高速度

高速のスラッシュビート、ブラストビートなどの特殊なドラムパターンの多用

・デスヴォイスの使用

・歌詞のテーマは主に、死、殺人、反宗教、異教信仰、性的倒錯、社会批判、苦痛、などといったかなり反社会的な内容

・メロディらしいメロディーが皆無(メロディックデスメタルは例外）

大雑把にこんなもんでしょうか。

ちなみに、デスメタルの曲ではスラッシュメタル以上にBPMが高速度に設定されたものが多数あり、ギタリストとしては、個人的に「ピッキング速度が一般基準よりも頭一つ以上抜けた人たちだけが演奏できる音楽(デスメタルに対応したいならBPM 280の16分以上は必須と思う）」といった雰囲気があると思っています。

もっとも、「デスメタルなんて演奏したって面白くねえよ！」と思う人がほとんどな気がするので、そもそもどうでもいいことかもしれませんが、、、。

もし、「デスメタル弾きたいけど、ピッキング速度たりねえ―！」という人は、私がピッキング速度を強化した際に採用した方法を試してみてもいいと思います。

ちなみに、ただ単にうなっているだけにしか聞こえないデスボイスですが、その種類は非常に多岐にわたるようです。

※例えば、デスボイスにはガテラル、グロウル、ピッグスクリ―チなどといった様々な種類があるという。デスボイスについて詳しく知りたい人は、デスボイスの専門家であるMAHONE氏の動画を見てみるといい。

参考

個人的におすすめのデスメタルバンド5選

では、最後に個人的におすすめのデスメタルバンドを5つほど紹介したいと思います。

・CRYPTOPSY

CRYPTOPSYは、メンバー全員が高度な演奏技術を有するバンドとして知られております。

特に、ドラマーのフロ＝モーニエさんに関しては「メタル界最速」といわれるほどの腕前です。

デスメタルが苦手な人も、一度は聞いてみて損はないでしょう。

個人的なおすすめ曲は、Worship Your Demonsです。

・NiLE  

NiLEは、アメリカ合衆国のグリーンビル出身のテクニカルデスメタルバンド。

ジャンルとしてはブルータルデスメタルに分類されることもあります。

NiLEの音楽性は、「エジプト音楽のような中近東の伝統音楽の融合」や「一般的なデスメタルよりもさらに激しく過激」といったものが特徴的です。

ちなみに、NILEのドラマーであるジョージ＝コリアスさんもCRYPTOPSYのフロ＝モーニエさんに負けず劣らずの奇才です。

ユーチューブに、彼のBPM200～280でのブラストビートを交えた高速のタム回しが公開されていますが、もはや言葉を失いますね。

「これは人間じゃねえ！！」てついつい叫んでしまいますわ(笑）。

個人的なおすすめ曲は、 Chapter of Obeisance Before Giving Breath to the Inert One in The Presence Of The Cresent Shaped Hornsです。

・Arch Enemy

Arch Enemyは、スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンドであり、北欧の実力派ギタリストであるマイケル＝アモットさん等が在籍していることでも知られているメロデス界の大御所的存在です。

また、Arch Enemyは、女性ボーカリストのアンジェラ＝ゴソウさんを擁する事でも知られておる模様。

おそらく、実際にArch Enemyの曲を聴いてみると「え？？このデスボイスを女性が出しているの？？？」と大分驚くと思います。

個人的なおすすめ曲は、The Watcherです。

・Children Of Bodom

Children Of Bodomは、フィンランド出身のデスメタルバンド(通称チルボド、COB)。

Children Of Bodomのサウンドは、そこまでホールトーンなどが多用された「いかにもデスメタル」といった雰囲気ではなく割と従来のメタルとそこまで変わらないようなものです。

Children Of Bodomは、わたしがメロデスを聞くきっかけとなったかなり思い入れの深いバンドなんですね。

クラシカルで抒情的なそのメロディーに何回感極まったことか、、、まあ、そんなこんなで最高にクールなバンドなのです。

ちなみに、当バンドのギターであり中心的人物であったアレキシ＝ライホさんは、2020年にヘルシンキの自宅で亡くなったといいます。

凶年41歳でした。

個人的なおすすめ曲は、Say Never look Backです。

・Thousand Eyes

Thousand Eyesは、2011年に結成された日本のメロディックデスメタルバンドです。

日本産のデスメタルバンドと言う事もあって、実に日本人の琴線をとらえたような抒情的なメロディーが作品全体から感じられます。

しかも、音質も非常にいいのがうれしい所。

「メロデスはThousand Eyesから聞くのがおすすめ」とすらいえるレベルで素晴らしいですな。

個人的なおすすめ曲は、Betrayerです。

おわりに

この記事は「デスメタルとはどんな音楽性の音楽なのか等について語ってみる」と題しておおくりしました。

今回はデスメタルとはどんな音楽家について述べてみた次第。

テクニカルデスメタルやブルータルデスメタルは、デスメタル初心者にはかなりきついですがメロディックデスメタルであればきっととっつきやすいはずです。

デスメタル初心者のかたに関しては、メロディックデスメタルから聞いてみて下さいませ。

では！

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