「成城石井に何となく立ち寄ったら、東インド会社のアールグレイなんてものを見つけた。正直,目を疑ったよね。だってあの「東インド会社」だよ、歴史の教科書に出てきた。まだ存在していたんだ、、、。」
そう、それね。
まさかあの東インド会社が未だに存続していることに驚きだよね。
オニギリス!
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「東インド会社のスタントンアールグレイ飲んでみた。おいしいのかまずいのか検証」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
- 東インド会社のスタントンアールグレイの味等について気になる人
- 変わった紅茶が飲みたい人
今回は結構珍しい紅茶のレビューをしてみたいと思います。
まあ紅茶通の人達からしたら「あら、いまさら?」て感じはあるでしょうけど、今回は「東インド会社のスタントンアールグレイ」のレビューです。
実はこのアールグレイをわたしが進んで自分で買って飲むのは初めてなんですね。
以前友人たちに振舞われたときに漠然と「おお!なんてうまいんだ!」と感じて以来、まともに飲んだことがないので。
という事で、今回は気合入れていきたいと思う次第。
ちなみに、わたしはいつも以下の記事のように紅茶を入れている次第。
正規の紅茶の入れ方について知りたい人は以下の記事を参照くだされ。
なお、世界の紅茶産地を概観したい人はリンクからどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
クスミティーは創業150年を誇るフランスを代表する老舗ティーブランド。そのレシピは独創的でそのフレーバーはモダンで革新的。クスミティーは以下の様な方にお勧め。
- フレイバーティーの本場フランスの本格的なフライバーティーを味わってみたい人
- オーガニックにこだわった良質な紅茶が飲みたい人
- 健康志向の人
- ユニークで好奇心をそそるフレイバーに出会いたい人
- 多少高価でも美味しい紅茶を飲みたい人
- 紅茶缶をインテリアとして利用したい人
クスミティーの全てのプロダクトは最高級の原料を使用し、フランスのワークショップで丁寧に製造されています。その豊富なラインナップは一日の様々なシーンを優雅に彩ります。
また、茶葉の入っている缶は、可愛らしくも気品あふれておりインテリアや贈り物にも最適。ぜひ、フレイバーティーの本場フランスの本物の気品ある味に触れてみて下さい。
東インド会社のスタントンアールグレイって一体どんな紅茶なのさ?
東インド会社というと、世界史の授業で習ったので覚えている人も多いでしょう。
そう、「東インド会社とはアジア地域との貿易独占権を与えられた特許会社」のこと。
東インド会社は重商主義帝国下、特に貿易差額主義に基づく経済活動において非常に大きな役割を果たしたとされています。
ちなみに、「東インド会社」というと「イギリスの東インド会社」を想像する人が多いと思いますが、実はその他にもいろんな国が東インド会社を設立しております。
※イギリス東インド会社は「東インド会社」は、エリザベス女王一世統治下の英国で1600年に勅命によって設立されている。
それが以下です。
イギリス東インド会社:1600年~1874年
オランダ東インド会社:1602年~1800年
デンマーク東インド会社:1616年~1650年、1670年~1729年
ジェノヴァ東インド会社(伊: Compagnia genovese delle Indie orientali):1664年
フランス東インド会社:1664年~1769年
ポルトガル東インド会社(英語版):1628年~1633年
スウェーデン東インド会社:1731年~1813年
オーストリア東インド会社(英語版):1775年~1785年
引用
※ここで言う「インド」とはヨーロッパ、地中海沿岸地方以外の地域のことを指す。
なお、「現在の東インド会社」は1978年に紅茶販売のため、紋章院の許可を得て設立された会社であるとされています。
そのため、厳密にいうと世界史二でできたわれわれのよく知っている東インド会社と「現在の東インド会社」は別物であるという事になりますな。
※紋章院とは国王や王家の典礼を司る英国王直属の機関のこと。
まあ、東インド会社の歴史についてはそのくらいにして、今度は東インド会社の「スタントンアールグレイ」そのものについて見ていきましょう。
缶を見てみると、実に綺麗でかわいいオシャレなたたずまいです。
正直言って、こんなにオシャレな缶だと缶単体でコレクションしたくなってしまうほどですね。
ペン立てにするといいでしょうなあ。
てか、これは、、、東インド会社のロゴかな?
ロゴもなんかイケてる気がするのは気のせいか、、、?
肝心の茶葉を見てみると、結構細かいですな。
ちなみに、今回レビューするスタントンアールグレイの「スタントン」とは人名でして、「旧東インド会社の植物学者ジョージ=スタントンさんに由来する」んだそうです。
なんで、この方の名前が由来になっているかというと、1873年にスタントンさんがオレンジ風味のブレンド・ティーを作った事に起因しているからなんだそうな。
なお、当時はネロリオイル(ミカン科)を使用していましたものの、現在ではネロリオイルが高価なためにベルガモットオイル(ミカン科)で代替しているんだそう。
このスタントンアールグレイにはベルガモットオイル、ネロリオイルが各1%加えられているそうです。
ふむふむ、じゃあ味を見ていきましょうかね。
スタントンアールグレイの味は渋みが弱くて飲みやすい
まずは、味からいってみましょう。
味に関しては、実に渋みや苦みが控えめで上品な味わいって感じです。
淡白なわけではないししつこいわけでもない、、、渋みや苦みのバランスが非常に秀逸ですね。
あっさりしつつもしっかりとコクがあります。
また飲後に口の中に残る苦みも気分の悪いしつこい苦みなどでは決してなく、心地よいくらいもの。
味に関しては「突出した個性」といいますか、人によって「飲みづらさを感じる」等という事はなさそうな気がします。
茶葉が良質な気がしますねえ。
味に関しては星4.6でしょうかな。
個人的にバランスのいい味だと思います。
あと、単純に好みの味ですわ。
スタントンアールグレイの香りは少し変わっているが申し分なし!
この商品は「アールグレイ」と銘打っておりますが、端的に言って「一般的なアールグレイとは幾分異なる香りである」といえるでしょう。
もっとも、アールグレイは会社によって香りがかなり変わるものですけどね。
ただそれを差し引いても「なかなか個性的」といった感じがします。
口に含むと一瞬「ん?オレンジ系の香水か?」と感じる人もいるかもしれません。
その理由の最たるものは、おそらくこのスタントンアールグレイにはベルガモットの他に「ネロリ」が使われているからでしょう。
ネロリとはダイダイ(ビターオレンジ)の花から水蒸気蒸留によって得られる精油のことで、1kgの花から僅か1gしか精油が抽出できない上に栽培に時を要するためローズやジャスミンと並び希少な精油の一つと言われているそうな。
まず、飲んだ直後に「ネロリ」と思われる鮮やかなオレンジ系のフレーバーが口から鼻への突き抜けていきます。
もうそれはさながら香水の様な感じです。
そして、そのネロリの香りの後に続いて実に控えめなベルガモットの香りがやってきます。
このスタントンアールグレイは「アールグレイ」ではあるのですが、ベルガモットの主張は幾分弱めなので少し一般的なアールグレイとは印象が違いますね。
ネロリのオレンジ系のフレーバーが非常に際立っています。
人によっては「これはアールグレイなのか?」とおもうかもしれません。
ただ、その一方でわたしのように「これはとてもかぐわしく素晴らしいフレイバーだ!」と感じる人もいるでしょう。
本当にこの香りには癒されますわ。
香りに関しては星4.8ですかねえ。
文句なし!
スタントンアールグレイの残り香は実にあっさりとしてしつこくない
口に含んだ直後に口から鼻へと一気にネロリの鮮やかな香りが突き抜けるため、このスタントンアールグレイはかなりインパクトがあります。
しかし飲んだ後にまでしつこく口内に居座り続けるような図々しさを持った香ではありません。
引き際がいいですね。
とは言え、完全に消失するわけではないですけども。
飲んだ後はネロリとベルガモットの香りとがうまいこと調和して、実に心地の良い香りを作り出していると思います。
紅茶をミルクティーにして飲むのが通例であるという人でも、このスタントンアールグレイは一度はストレートで飲んでみるのがおすすめですなあ。
すぐにミルクを投入してしまうのは少しもったいないかも。
と言う事で、残り香に関しては星4.6.
スタントンアールグレイはミルクティーにすると絶品である!
スタントンアールグレイは人によって少し好みがわかれるかもしれません。
ただ、ミルクティーにすると割と万人受けするようになる感じがします。
当然、何の牛乳を投入するかで味等はかなり変わってくるでしょうけども、ストレートで飲むよりもネロリの主張が抑えられるため人によっては飲みやすくなるってことはありそうです。
わたしは今回は「雪印の特濃」でミルクティー作って飲んでみました。
まあ、人によって「いや、加工乳は邪道だろ」とか「ノンホモ以外認めない」とか色んな意見はあるでしょうけども、まあ大体何で入れても美味しいと思いますよ。
わたしは脂肪分多めの濃厚なのが好きだから特濃だってだけですからね。
まあ、買うのが手間でない人は「蒜山ジャージー牛乳プレミアム5.0」をネットで買ってみるといいかもしれません。
牛乳単体で凄くおいしいからね。
あと、白バラ牛乳もおすすめですな。
これはジャージー牛乳の様な濃厚さとはまた別の意味での味わい深さがあって実によいと思います。
なお、白バラ牛乳は成城石井でとり扱っているとのこと。
近所に成城石井がある人は探してみるといいでしょう。
もちろん、ネットで探すのもいいですけどね。
あと今回、何となく楽天で見つけて美味しそうだったので注文した芦屋の洋菓子店アンリ・シャルパンティエのマドレーヌと併せてみました。
うん、マドレーヌ自体も美味しいし申し分なし!
マドレーヌはほんのりレモン風味でしっとりしていて非常に美味です。
また、バターの風味は控えめながらもしっかりとあって満足満足。
ストレートでもミルクティーでもどっちでも幸せな気分になれます。
もしかしてスタントンアールグレイにはものすごいストレス低減効果あるのか??
アールグレイ自体にもかなりのリラックス効果がある気がしているのですが、このスタントンアールグレイにはそれを上回るレベルのリラックス効果がある気がしています。
まあ、気がするってだけですけど。
どうもネロリにもリラックス効果があるとわれていますし、古くは胃腸薬として用いられていたともいいますからそれも関係していそうです。
まあ、わたしはストレスで胃が痛くなるなんてことは一度も経験したことないので何とも言えませんが。
いずれにせよ、このスタントンアールグレイがかなりのリラックス効果を持っていそうな気がするのは間違いないです。
飲むときは全集中で味わって飲むのがおすすめですねえ。
スタントンアールグレイの評判ってどんなもん?
では、最後にスタントンアールグレイの評判についてみていきたいと思います。
そうそう!!
東インド会社のスタントンアールグレイは香りがしっかりしているんよね!
もう、これはたまらんですよなあ~。
おわりに
この記事は「東インド会社のスタントンアールグレイ飲んでみた。おいしいのかまずいのか検証」と題しておおくりしました。
東インド会社のスタントンアールグレイの総評は以下。
味:星4.6
香り:4.8
残り香:4.6
東インド会社のスタントンアールグレイは少々人によって好き嫌いが分かれるかもしれませんが、個人的にはアールグレイの中では相当好きなものの一つといえます。
結構、このアールグレイにハマると「他のアールグレイでは物足りない」なんて感じるようになるかもしれません。
少なくともわたしは今回改めてシッカリと味わってみて、「これはリピート確定だな」と確信しましたので家に常備しようって思いましたね。
興味があるなら、一度は飲んでみるのがおすすめです。
では!
参考
http://www.eastindiacompany.jp/?pid=72189411
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BC%9A%E7%A4%BE
参考記事等
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