紅茶にどんな水を使うべきなのかわからない人等
「最近、紅茶にむっちゃはまってしまった。トワイニングにクスミティー、フォション、フォートナムメイソン、、、有名どころの光緒は一通り全部飲んでみてる。で、最近気が付いたわ、紅茶をいかにおいしくいれるかは『水』が大事だっていう事実に!!さて、どんな水で紅茶を入れたらいいのか。」
ハハッ!!
遂に気が付いてしまったか!!
その真実に、、、、。
そうだ、、、「紅茶は水次第でまずくもうまくもなる!!」
オニギリス!
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回のよろしゅう!!
今回の話題は「美味しい紅茶を入れたいのであれば水にこだわろう!」という話です。
はい、美味しい紅茶をいれようと思うのであれば、ぜひとも水にこだわりたいもの。
実際、水次第で紅茶の味はかなり変わってきます。
しかし、水には硬水軟水、、、海洋深層水?、、、まあ、いろいろありますね。
何が正解かわからないかと思いますので、今回「紅茶を美味しくいれるために最適な水は何か」を明らかにしてやろうと思います。
さて、優雅なティータイムのため最適な水探求の旅へまいりましょう!!
なお、世界の紅茶産地を概観したい人はリンクからどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
クスミティーは創業150年を誇るフランスを代表する老舗ティーブランド。そのレシピは独創的でそのフレーバーはモダンで革新的。クスミティーは以下の様な方にお勧め。
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紅茶は水の違いを察知する?
茶類の中では紅茶が一番水による影響を受けやすいといいます。
紅茶似合う水であるか否かは抽出した紅茶液の色である水色で見分けがつくといいますね。
水は硬度の観点から硬水と軟水に分類できます。
※硬度とは水1L当たりに含有されるカルシウムとマグネシウムの量
WHO(世界保健機関)と日本ではそれぞれ基準は違うものの、硬度による両者の分類は以下の表のようになっています。
軟水 | 中硬水 | 硬水 | 超硬水 | |
日本(厚生労働省による分類) | 60mg/L以下 | 60~120mg/L | 120~180mg/L | 180mg/L以上 |
Who による分類 | 0~60mg/l 未満 | 60~120mg/l 未満 | 120~180mg/l 未満 | 180mg/l以上 |
参考
ウィキペディア
エビアン公式
ちなみに、味については硬水は軟水より苦みがあるとされていますね。
水中にミネラル分を多く含む硬水を使用した場合には、紅茶の水色や香味の要素となっているタンニンと水中に含まれているカルシウムやマグネシウム等が反応してしまいます。
その反応の結果、水色は黒ずむとか。
さらに、香りや渋み等といった紅茶の特性も十分に引き出されないとも言います。
このように紅茶はどんな水でいれるかによって色が変わるんですね。
紅茶に合う水かは水の硬度で見分けよう
結論から言ってしまうと、紅茶を入れるための水としては「水道水が最強(日本の場合)」といえます。
紅茶に適した水の条件は端的に言うなら、「紅茶本来の特質を十分に引き出してくれる水であること」です。
そして、その水の要件としては以下の3つがあるんですね。
・軟水であること
・酸素を多く含んでいること
・できるなら弱アルカリ性の水であること(より具体的にはpH8.0~8.5の水)
※pH=7で中性なので、8,0~8,5は弱アルカリ性
はい、では次に紅茶に向かない水の条件も併せて確認してみましょうか。
ではどうぞ。
・ミネラルが全く含有されていないか硬度が高い
(100mg/リッター以上)
・酸素が全く含まれないかほぼ含まれてない
・pHが低すぎる、ないし高すぎる水
※硬度が高すぎるとドロッとして重い仕上がりとなる。
上述している酸素の多さについてですが、これは水道水を勢いよく注ぐことが大事になります(ネタではない)。
酸素がしっかりと含まれていると紅茶の成分が抽出されやすいんですね。
日本の水道水は上述の適した水の3条件を備えている世界的に見ても中々稀有な水とえいますね。
そして、なにより特筆すべきは「そのコスパのよさ」でしょうか。
いちいち紅茶を飲むためにミネラルウォーターを買ってくるのでは大変ですからね。
ちなみに、日本の水道水は関東地方では硬度が70あり関西地方では60あるとか。
ついで、と言っては何ですが紅茶をいれるのに向いていない具体的な水を以下にあげてみます。
・ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターとは地中でミネラル分が溶解した地下水であって沈澱、ろ過、加熱殺菌以外の処理をしていないものを言うそうです。
このナチュラルミネラルウォーターは体に必要なミネラル類の補充を目的として摂取される水です。
そして、そもそも沸かして飲むことが前提としていません。
ナチュラルミネラルウォーターは特徴としては純水とは真逆です。
なので、紅茶をナチュラルミネラルウォーターで入れると紅茶に含まれる成分とミネラル成分が反応することで水色は黒ずみ、香等も抑制されてしまい紅茶本来の味わいは全く感じられないものになります。
・純水(真水)
純水とはミネラル分がほとんど含まれていない水のことです。
なお、この純水にはより精製度の高いものに「超純水」なんてものもあります。
純水には全くと言っていいほどミネラルが含まれていないため、紅茶に含まれている成分との反応が起こらないので水色はピンク系、味も薄く味気ない紅茶になるそうです。
てことは、超純水でいれた紅茶とか、、、「もうのめたもんじゃねえーな!ww」。
・「硬水」と呼ばれるミネラルウォーター類(硬度100mg/L以上)
ヨーロッパから輸入される水(ボルビック以外)にはカルシウム類が多く含有されていることが多いです。
硬度が非常に高い硬水は紅茶の特質を引き出すことができないので紅茶には「圧倒的不向き!」です。
ちなみに意外なことですが紅茶産地のセイロン、インドなども硬水が多いです。
万全を期すなら浄水器を使おう
水道水は上述の通り、紅茶を入れる3条件を備えた水です。
ただ、水道水にはミネラル以外に別の不純物も含まれている模様。
別にそれら不純物が含まれていても飲用に関して何ら問題はないのですが、より水を美味しくするために浄水器を利用するというのも一つの手だといえます。
浄水器ではミネラルの含有量はそのままにそれ以外の不純物を除去するといいますからね。
特に水道水の匂いはどうしようもないので、においが気になるという人は浄水器を使うことがおすすめです。
もし匂いが気にならなくとも、さらに紅茶を美味しく飲みたいという人は浄水器を試してみるのもありかもしれません。
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逆に硬度を逆手にとって美味しくいれる考え方
硬度が高い水にはミネラル成分が多く含まれているため、紅茶本来の特性が発揮されません。
端的に言うと、茶葉から効率的に成分の抽出が行われないということ。
しかし、この特性を逆手にとって紅茶を美味しく入れる方法もあります。
つまり、硬水で紅茶を入れると抽出が効率的に行われないとすれば、アッサム等癖の強い紅茶の独特の渋みや香りが抑えられてまろやかな味わいになるといえますね。
ちなみに、海外には硬水で入れると味わいがちょうどよくなるという茶葉が売られていたりします。
例えば、以下のような商品です。
色々な紅茶を硬水と軟水でそれぞれ入れて飲み比べてみるのも面白いかもしれません。
そうしたら、「軟水だから紅茶に向いている」とかではなくて「わたしにはこの紅茶をこの高度の水で入れたときが一番おいしい」なんていう結論が得られたりして。
試行錯誤あるのみですねえ。
おわりに
この記事は「美味しい紅茶を入れたいのであれば水にこだわろう!」と題しておおくりしました。
紅茶に合っている水は硬度によって選ぶ必要がありましたね。
そして、紅茶を美味しくいれるためには「紅茶を入れるなら硬度の低い軟水でいれる」のがベストでした。
しかし、逆転の発想で癖の強い紅茶の癖を抑えるためにわざと高度高めの水でいれるという考え方もあります。
例えば、アッサムは紅茶の中でも結構癖が強めのものですから、この発想は使えるかもしれません。
いろいろ工夫して紅茶を存分に楽しんでまいりましょう。
そうしたら、「自分なりの一番いい紅茶のレシピ」が出来上がるかもしれません。しこうさくごあるのみで
では、優雅なティータイムを!
参考記事等
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