今回は以下の様な方に向けておおくりします。
速弾きが批判されやすい事の理由について考察してみたい人
速弾き自慢ばかりの人ってどうなのよ?と思う人等
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「速弾きってダサいしかっこ悪い」て批判は少し分かるような気もする」という話です。
ギタリストの中でもいわゆる速弾きに傾倒している人は、かなりの少数派だなんて話を聞きます。
で、実際に信頼できる統計情報があるわけではないですが、わたしも速弾きに傾倒する人は少数派な気がしていますね。
ちなみに、わたしもどっちかと言えば、速弾きに傾倒しているギタリストでしょう。
なんせ、一時期右手のピッキング速度をギネスレベルまで上げようとしていましたんで。
※私がギネス級の速度まで上げるために取った練習法についてはこちら。」
速弾きに傾倒するギタリストはマイノリティだからなのか、よく「速弾きとかダサい」とか「速いだけとか何の意味があんの?」みたいな批判を受けたりします。
まあ、「知ったことかよ」て感じですけどね。
ただ、こうした批判に対して「まあ、それは一理あるかもな」と思うところもあるといえばあるんです。
今回は少し「ダサい速弾きにならないためにはどうしたらいいのか」について考えてみたいと思う次第。
では、ゆるりとおおくりします。
ありがちな速弾き批判に感想述べてみる
速弾きは、結構批判の対象となりがちです。
その批判には、例えば以下のようなものがあります。
・速弾きはエモくない
・速弾きは曲芸w
・承認欲求丸出しでかっこ悪い
・そんなもん誰でも練習すれば速くなる
・リズム感がないから音を詰め込んでごまかしている
・速いだけでメロディがない
以下上記批判に対してそれぞれわたしの所感を述べてみたいと思う次第。
・速弾きはエモくない
まあ、何をエモいと感じるかは人それぞれと言うものでしょう。
ちなみに、わたしの場合、「ひたすらスケールの上昇と下降だけを繰り返していて何にもメロディーらしいものがない」類の速弾きにはエモさは感じません。
やっぱ、聞いていて気分の上がるメロディーがあった上での速弾きかなって気はしていますよね。
とはいえ、「一定以上の速度で弾き続けること自体にエモさを感じる人」もいると思いますし、そのような感性を否定する権利も気もわたしにはありません。
それに「速弾きでしかできない感情表現」と言うものもありますので、速弾き自体はエモさを感じさせるために重要な役割を果たします。
まあ、結局「自分が好きなものを追求すればそれでいいじゃん」てことですかね。
・速弾きは曲芸w
どのレベルの速度から先を速弾きというかにより、かなり違ってきますが、確かにあまりに速くなってくると曲芸の域に入ってくるでしょう。
個人的には「BPM320位のフルピッキングで延々と弾き続ける」となると音同士がつながりアタック音だらけになってくるので、「完全に曲芸の域だな」と思いますが、BPM240位のフルピッキングなら別に曲芸ではなく十分音楽的だと思っています。
ま、結局使い方次第だと思いますけども。
なお、世間一般では、どうもBPM160前後から速弾きと認識されている様な気がします。
でも、以前の記事で申し上げたように「速弾きなんていちいち言っているのはロックギターの世界位」です。
クラシックの世界では、「速く弾く」のは、いちいちクローズアップしてとりあげるほど特別な技術ではありません。
本当は「速弾き」なんてもんはないんですよね。
・承認欲求丸出しでかっこ悪い
承認欲求なんて誰でも人間ならあるものなので、一々それをどうこう言うのも変な話です。
というか、音楽なんて「自分の表現したいものがある」から成立するものだと思うので、演奏を公共の場に開示している人はみな強い承認欲求があるんじゃないかと思います。
なので、特段承認欲求の強弱を批判する必要はない気がするんですよね。
まあ、承認欲求が露骨だと少し品がなさそうに見えるというのはあるかもしれませんが、それも結局はそれぞれの感性次第といったところですのであまり気にしなくていいと思います。
・そんなもん誰でも練習すれば速くなる
完全に同感です。
速弾きは誰でも練習すればうまくなります。
まあ、ギター演奏自体がそうですよね、そもそも。
もっとも、どのくらい上手くなるかや成長する速度は、本人の身体能力等にそこそこ依存しそうな気もしますけども、確かに練習すればうまくなると思いますよね。
なので、速弾きできないのは、「練習が足りないからだ」というのは強く思います。
ただ、速弾きをするにはそれなりの練習量が必要なので「そんなもん誰でも練習すれば速くなる」と言っている人が、速弾きのできる人ならともかく「速弾きできない人や過去に速弾きしようとして挫折した人」だとしたら何かムッとするものがありますよね。
とげがある言い方になりますけど、「速弾き批判は自分ができるようになってからやんなよ」という気分になる感じです。
とはいえ、むつかしいですよね。
もともとの感性的に「速弾きに惹かれずそもそも速弾きの練習をする必要性を感じなかった」とか「一生懸命やっても速弾きできずに挫折した」という批判者に対して、「できるようになってからいえよ」といったところで平行線って感じです。
前者に関してはこちらとしては「こっちだって君のようなプレイに価値を感じませんが?」と言い返すことにもなりかねないですし、後者に対しては「ただの嫉妬じゃないか。みっともないぞ。あきらめるのが早いんじゃ!もっと練習しろ!」て感じですから。
・リズム感がないから音を詰め込んでごまかしている
リズム感のなさをごまかすために音を詰め込んでいる人も確かにいるでしょうが、速弾きギタリストはそんな人ばかりではありません。
ドリームシアターのジョン=ペトルーシやスティーブ=ヴァイ氏、ギターキリストことガスリー=ゴーヴァン氏、ジェイソン=リチャードソン氏等リズム感抜群のテクニカルギタリストは沢山います。
速弾きだけしかできないギタリストには、確かにリズムがぐちゃぐちゃの人も多いと思いますが、それって個人的に「速弾きできてない人」だと思いますよ。
速弾きギタリストではなく「速弾きっぽいことしているギタリスト」です。
わたしは、速弾きって「単に速く弾くこと」ではなく、「速いリズムでメロディーを弾くこと」だと思っていますんで。
ただまあ、リズムに関しては、わたしも人のこと言えませんけどね。
・速いだけでメロディがない
速いだけでメロディがないのなら、個人的にエモくないので全然意味があるとは思いません。
なので、この批判には一理あると思います。
しかし、「速弾き=メロディーがない」という意味での批判なら大いに異議ありです。
あくまでも、個人的にイングヴェイしのクラシカルな旋律は十分エモいですし、最近でいえば峰正典氏の曲「Good bye atman」はかなりかっこいいしメロディアスですもん。
そして、ここまでいろいろと書いてきて思ったのですが、わたしは「速弾きが得意な人で速弾きできない人を下に見る人」ってほぼしらないんですよねえ、、、。
たいてい、速弾き批判をする人は「速弾きしない人」か「速弾きで挫折した人」の印象なんですよなあ、、、。
まあ、わたしの気のせいかもしれませんけどね。
2、個人的に思うダサくない速弾きの条件
「速弾きは、ダサい」とかいう批判があるのは事実ですが、結局速弾きの使い方の問題だと思うんですよね。
事実、速弾きでしかできない感情表現と言うものもあるわけですので。
と言う事で、個人的に思う「ダサくない速弾きの条件」を考えてみた次第。
それが以下。
- リズムがある程度キッチリしている
- しっかり印象に残るメロディーラインがある
- 曲の中の速弾きが使われる場面に必然性が感じられる
主にこの三つがそろっていれば、ダサくない速弾きになると思います。
特に、2つ目の「メロディー」についてはかなり重要な気がしているんですよね。
たまに、メロディーらしいものが全くなくてずっとやたらと速いだけの曲とかありますが、それだと「自分のテクニックを開示するためだけの曲」になってしまっている感じであんまりおもしろくないと思います。
というのも、わたしは「楽曲はエモいメロディーがあってなんぼ」という価値観だからです。
表現がすごく難しいのですが、わたしが好きなメロディーの種類は「切なくてどこか泣きたくなってくる」みたいなものです。
なので、速弾きがそういった「泣きたくなるような切なさ」を効果的に演出するために役立つなら、大成功だと思ったりします。
ちなみに、先ほど取り上げた峯正典さんの「Good bye atman」は、個人的に速弾きでエモさを引き出している代表的な曲です。
あんなふうな曲作ってみたいんですけどねえ~まあ、いろいろ足りなくて無理ですわww
おわりに
この記事は「「速弾きってダサいしかっこ悪い」て批判は少し分かるような気もする」と題しておおくりしました。
速弾き批判の中には「そんなん人それぞれじゃん!!一々他人に文句言いなさんな!!」といったものから、「まあ、それはわからんでもない」といったものまで実にさまざまなものがあります。
特に「リズム感の無さをごまかすために速く弾く」とか「速いだけでメロディーがない」といった速弾きには、いい印象はないです。
やっぱ、メロディーありきですからねえ、わたしは。
ただ、「練習すればだれでもできる」という批判に関しては、「じゃあ、やってみい?モックはできてから言ってくれ」て感じですよね。
速弾きの練習とかめっちゃ時間かかるんやから。
まあ、速く弾きたい人は練習しましょう。
そうすれば、今日よりは明日の方が速くなるから。
では!
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